2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

愛国心とかネオ・リベラリズムとか(書評)

薬師院仁志『日本とフランス 二つの民主主義 不平等か不自由か』光文社新書265(\740) 「政治について頭の中のごちゃごちゃしたところを一度はっきりさせたい」とか、「ほんとは右でも左でも主張はよくわからないしどこを応援するか考えたい」とか思ってい…

だがちょっと待って欲しい(子猫殺し問題エントリー 楽屋裏)

bluepinkさんのこの記事(■犬猫に生存権はあるさ。でも「苦しむか」だけを基準にしていいの?)からトラックバックをいただいております。何と申しますか「自分の表現力のなさ」を嘆くべきなのでしょうか、あまり伝わってないなあと、連続して書いたのは無駄…

妹が姪を連れて来訪

半日遊んで日帰りで帰っていきました。一年ちょっと前に来た時は姪はまだやっと手を離してどうにか立てるくらい、あうあうと言葉らしきものを言い始めたぐらいで(過去日記)それに比べれば(まだ二歳と三ヶ月ぐらいですが)一人で車の座席にのぼれるぐらい…

チャングムの誓いは「必殺」シリーズ、「将太の寿司」?

いちいちフィクションに目くじら立てなくても…とは思います。結局その人が面白いと思えばそれでいいのですから。ただ「必殺仕事人」や「破れ傘刀舟」などを見て外国の人に殺伐とした江戸時代像を持ってもらわれては困るように、時代劇風味の現代劇(社会風刺…

姥の物語

antonianさんが■[芸術]女の業という記事で、子猫を殺した坂東眞左子さんのことから発展させて、文学のある側面について書かれています。 女の業。女の鬼畜の典型というか。古典的な女の業。 というところでantonianさんは作家坂東眞左子の一面を把握し、そし…

猫の人格・犬の人権

猫の人格を問うとか、犬の人権を主張するとか、こうして書いてみると間抜けな言葉に見えてしまいますが、確かにそういったものが多くの人に感じられている時代なのではないかと思います。彼らはヒトではありませんからそれは一種の「擬似人格」でしかないの…

妊娠中絶についての生命倫理学的議論

昨日の日記に関連して、生命倫理的な線引き問題の一つの例として、人間の人工妊娠中絶に関する倫理的議論はどうなっているのかというところを記しておきたいと思います。 人工妊娠中絶についての議論で中心的な論点となるのは、煎じ詰めれば次の二つのことで…

ドナドナ

NHKBS2では今「懐かしのみんなのうた」を連続して再放送していて*1、今日の放送分には昭和41(1966)年の「ドナドナ」が入っていました。 ある晴れた 昼さがり いちばへ 続く道 荷馬車が ゴトゴト 子牛を 乗せてゆく かわいい子牛 売られて行くよ 悲しそうなひ…

子猫を殺すこと

生命倫理のアポリアの多くは「線引き問題」と言ってよいと考えています。どこからどこまでをどうカテゴライズするか、そしてその基準に何を用い説得的な議論をするか、その当否が単純に決められないのが難題なのです。これには「線引き」がアプリオリなもの…

吉本隆明インタビュー「戦争について」

このインタビューは、『現代思想』1975, 4, VOL.3-4に掲載されていたものです(pp.15-29)。インタビューのお題は「歴史と宗教」。その中から興味深かった「戦争について」の項の4分の3ほどを引きます(pp.22-23)。 戦争について ――補足して伺いたいと思い…

「日本のせいでアジアには多くの“めぐみさん”がいる」について…

韓明淑首相、日本経済新聞とインタビュー … 韓首相は横田めぐみさんをはじめとする北朝鮮による日本人拉致問題について、「日本の関心と努力を十分に理解している。アジアには今でも(従軍慰安婦など)過去の日本の行為によって本人の意志とは関係なく強制的…

靖国参拝違憲訴訟 最高裁小法廷判決(2006)

メディアからは「戦争」とか「靖国」とかいった言葉が潮を引くようになくなってきている感があります。個人的感想ですが。 風通りが結構良い自宅も今日はあまりに暑くしんどいです。とりあえず備忘で、今年出た最高裁の判決文を記しておきます。戦争にしても…

小泉首相のインタビューは、はてなダイアリーを見て書いた筋書き(かも)!

15日の靖国参拝の後の小泉首相のインタビューを見、テキストに起こしながら、私はそこはかとないデジャ・ヴュ(既視感)を感じていました。彼が「自分の靖国神社参拝に対する批判」として挙げた三タイプの批判、その分類と順番にあれ?と思うほど「どこかで…

十三まいり

京福電鉄に乗って嵐山の駅で降り、渡月橋を渡って嵐山を少し登った中腹に法輪寺というお寺さんがあります。虚空蔵菩薩を御本尊とし、江戸時代から十三まいり(まゐり)で有名だったところです(→法輪寺のサイト)。 難波より十三まゐり十三里 もらひにのほる…

靖国問題はA級戦犯の分祀では解決できない

と、韓国政府当局が「公式方針として再確認」だそうです。 A級戦犯分祀では靖国問題解決できず、政府方針 【ソウル16日聯合】政府は靖国神社参拝問題に関連し、A級戦犯が分祀(ぶんし)されたとしても日本の政治指導者による参拝は受け入れられず、問題…

ル・モンド紙の靖国報道

産経新聞の昨日の記事で「靖国参拝「軍国主義とは無関係」 仏紙、客観的に報道」というのがちょっと気になりまして、ほんとうに同紙が「中国、韓国が反対するなかでの参拝は両国の圧力に屈しない外交姿勢の表れ」と捉え、「首相の靖国神社参拝が軍国主義とは…

靖国データベース

たとえばクリスチャンであるかどうかは、形式的にみればまず洗礼を受けているか否かに依ります。ムスリムでいうなら信仰告白(シャハーダ)をするかどうかが最も重要かと思いますが、これらは言ってみれば分岐点であり、信者となるか否かが教義的には「神の…

靖国参拝―ネットと新聞の意見の対比

首相の靖国参拝 ネットで圧倒的「支持」 2006年8月15日、小泉純一郎首相は「公約」どおり終戦記念日に靖国神社を参拝した。「首相の靖国参拝」について、翌日の新聞各紙は概ねこれを批判的に取り上げている。しかし、ネット上の反応は圧倒的に「小泉支持」が…

首相の参拝

小泉総理、この終戦記念日に靖国参拝されましたね。私の予想は全くはずれました。今朝起きるまでは行かれないだろうと正味思っていましたし、起きてテレビを見たら、いきなり朝の参拝が既定事項に報道されていてびっくりしました。そしてそのまま参拝の様子…

盧武鉉大統領の演説

今日、韓国の盧武鉉大統領が光復節の演説で次のように述べました 演説要旨 抜粋(韓国語>翻訳) 胸の中に残っている怒りと憎悪の感情もこれからは越さなければならない. …やらかした戦争と拉致などで苦痛受けた人々を思えば…寛容と仲直りの手を突き出すのが…

追加の五人

結局、浦和骨格で一つやってみようということなのでしょう。これで最低限の肉付けはできたように思えます。

原爆の日

時間を戻せるのなら、失われた命を救えるのなら、ということは皆思うでしょう。 でもそれがかなわないからこそ、今できることは今やらなければという決意がでてくるのかもしれません。 レバノン情勢に絡み、週明けに安保理決議が出される公算が高いようです…

ヘイトクライムは一方向的なものではありません

人種・肌の色・出身地・性別・障害・性的志向を理由に、加害者が意図的に被害者を選択して引き起こした犯罪、または対象が物の場合、上記の理由でその物を対象にして起こした犯罪 (米国連邦議会によるhate crimeの定義 暴力犯罪取締法律執行法 1994) 艱難…

明日からちょっと

たぶんしばらくネットにつなげなくなると思います。お盆過ぎの再開を予定しております。 一時ほとんど書こうという意欲が湧かなかったのですが、なんとか調子を戻していました。でもちょっとまた休まないと枯渇しそうですし(笑)、読んでいただいていた皆様…

オシムさんのあれ

個人的には凄く期待が持てます。でもこんな暑さの中、ほとんど交替がいないということは「死ぬまで走れ」というメッセージなのでしょうか… 最初の一、二戦は、チームとしての体をなさないかもしれない(特に疲れてきた後)というぐらいの覚悟を以って見守り…

言葉は、頭の中でシナリオのように組み立てられてから発せられるものではない

「言葉は、頭の中でシナリオのように組み立てられてから発せられるものではない」ということを意識されたことはあるでしょうか? それが書き言葉であれ話し言葉であれ、完全な「文章」、首尾一貫したまとまりが脳内のどこかに形成され、それを声や文字で出力…

少年ドラマシリーズ「タイム・トラベラー」OPナレーション6

第六回(最終回)「タイム・エネルギーの謎」 SE「ギ〜〜ッ(扉の開く音)」(揺り椅子に座ったシルエットの男が語り始める…) 1951年、8月4日の明け方四時ごろ… フランスの、英仏海峡に臨むディエップという町に住むドロシー・ノートン夫人は、騒々しい物音…

少年ドラマシリーズ「タイム・トラベラー」OPナレーション5

第五回「タイム・ルールの謎」 SE「ギ〜〜ッ(扉の開く音)」(揺り椅子に座ったシルエットの男が語り始める…) 1932年。アメリカのある空港の上空で、レアード型という複葉機が見たこともないような飛行機と接触して墜落しました。 相手の飛行機がどうなっ…

好きな漢詩

はてなクエスチョン 好きな五言絶句/七言絶句/短歌/和歌/俳句 を教えてください。あんまり現代のものはNGです(出来れば昭和初期ぐらいまででお願いします)。何で好きか、も出来れば書いて頂きたいですけど、ま、その辺はゆるーく。以下は私が好きなう…

少年ドラマシリーズ「タイム・トラベラー」OPナレーション4

第四回「トカリベツの謎」 SE「ギ〜〜ッ(扉の開く音)」(揺り椅子に座ったシルエットの男が語り始める…) 1915年、4月13日のこと、トーマス・エジソンのところへバート・リーズと名乗る男が訪ねて来て言いました、 「私は何でも見通してしまいます。嘘だと…