2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

切られ与三

『与話情浮名横櫛』を知らなくても、また「切られ(の)与三」と聞いてピンとこなくても、春日八郎の『お富さん』の歌や歌詞の一部はどこか記憶にお持ちの方は少なくないと思います。(→Wikipedia「よわなさけうきなのよこぐし」) 超訳的にお話を紹介します…

文系の院生

特に文学部あたりの院生は、好きでやることとは言え将来の展望などほとんど持たず(持てず)に昔からやってきたと思います。たまに独文あたりの院生が語学教員で結構いけてるらしいとか、心理学がうけに入っているらしいとか、ほんの少し景気が良さそうなと…

想像力をどこに働かせるか

自分の行為(の結果)や周囲の状況(の変化)を予測すること。これは誰でも生きていく上で必要とする能力でしょう。またその予測から自分の情動の変化がフィードバックされれば、これはすでに想像力と言われるあたりの領域に入ってくると考えます。 ある意味…

グルタミン酸ナトリウム

「化学調味料」は有害なのか(上) 朝鮮日報日本語版から小ネタを。 『美味しんぼ』の初期の頃をわりに読んでいた私は、ナイーブだったのでしょうか書かれている蘊蓄などをはじめ素直に感心して読んでいました*1。で、その「美味しんぼ」では化学調味料性悪…

閣僚資産公開(あまり意味のない平均額)

前から思っていて確か書いたこともあると記憶していますが、閣僚の資産公開のニュースで何が問題かと言って「平均額」を堂々と代表値であるかのようにメディアが書いて囃し立てる?ことではないかと考えます。福田内閣の首相を含む18人の資産公開が昨日行…

無限反復

ダイエット本に関するごたごたについて岡田斗司夫氏自身の記事(主張・言い分)、「賢明なブログ読者の皆様へ」が注目を集めています。本筋はさておき、この記事で岡田氏が 以下の文章は「ノーカットで」という条件で引用・転載自由とします。 と書いたあた…

正義も悪意を与えてくれる

「正義は勇気を与えてくれる」という科白があって、微妙にひっかかったのですが、少なくとも私は「正義」っぽい側に立っていると感じると(大義名分がある感じだと)過剰に強気になってしまうという自覚はあります。明白な法規違反などに強く文句をつけるこ…

ペースメーカーのことを持ち出す人と副流煙のことを持ち出す人

電車内でのケータイ使用に対して文句をつける時に「ペースメーカーに影響するから」ということを持ち出す人と、喫煙者に文句を言う時に「副流煙は周囲の健康を害するから」という理屈を持ち出す人、私にはこれらはほとんど同種の人に思えます。 電車内での通…

今日の月も冴え冴えとして美しい月です。明日あたり満月ですね。 夕べ、故白洲正子さんを元首相の細川さんが語る再放送の番組を拝見。細川さんは政治家でいた当時、私にはよくわからなかった人なのですが、彼が白洲さんに私淑していたというのは頷ける気もし…

イラク戦争の評価

皓皓とした月が懸かっていました。かぐやは今どこらへんでしょうか。 大きなニュースがないのは穏やかないい知らせだとも思います。十三夜の話がニュースで大きく扱われること自体、少し慶賀すべきことなのかもしれません。それにしてもちょっと多すぎかも。…

その後

昨日の「白鳩」ですが、やっぱり「おかげ話」(私はこうやって病気が治りましたとか)が多いのかなと思って目を通したのですが、なかなか工夫してあるなあという感じ。もちろんそれもありますが、エッセイあり紀行あり、レシピがあってコラムがあって、人生…

古くて新しいポジティブ・シンキング

ちょっと弱々しく生きていればめげそうなのでこれは前向き思考しかないなんて思っていたところで、家のポストに生長の家の雑誌『白鳩』が投げ込まれていました。これはなんてタイミングと感じたのですが、今のところ引越ししてからは新宗教系の勧誘?として…

いやもう何かいろいろあって…

先ほどの母からの電話で、父が顔面神経痛(?)らしい症状を発症したとか。救急外来に行って、来週明けに精密検査をすることにしてきたとのこと。血圧も180あったそうで、お薬を貰ったといいますが降圧剤や精神安定剤の類でしかないんじゃないかと思います。…

一つ山越しゃ…

も一つ山がありました。それでも今日は起きてからなかなか気分は良いです。ネガティブなところばかりでもなく、体調不良の時もそれなりに楽しむ術というのがありまして、対病気態勢を整えることができれば「病人気分満喫」という手もあるのでした。ストーブ…

霍乱

昨日の午前中から身体のあちこちが痛いという状況で、これは風邪が来るなと気付きました。勤め先も早退し、ビタミンCとかの類を買って帰宅。とりあえず生姜酒などをちびちびして明るいうちに横になりました。 こういう風邪になると私は独り言が多くなるよう…

亀田父子と金平会長の会見後の感想

テレ朝のニュースショーで会見を拝見。 いえ、斟酌して差し上げても汲み取ってさしあげても同情して差し上げてもよいのですが… 少々きれい事っぽい口調にはなりますが、一番思ったのは大毅選手も「男」じゃなく史郎氏も「父親」じゃなかったという印象でしょ…

本当に「悪」という人はいるのか?

というあたりで、実はやることなすことすべて悪、心まで真っ黒という人間はいないのではないかということをかつて書きました。対象となる人、あるいはその時の心持などでそれは変わるもの。たとえば何人も殺したシリアル・キラーだってお母さんには優しいと…

亀田史郎氏の奇妙な間違い

亀田氏が『侍ジャイアンツ』から換骨奪胎の(無断)引用をしていた(させられていた)という話題には驚きましたし、ある意味放送したテレビ局まで含めて失笑ものなのですが、その引用にある誤字には実に奇妙なところがあります。 こちらの番組キャプチャ画像…

トラックバックの一時停止

徐々にいろんな記事を読んで興味が湧いてもきたこの頃ですが、放ってる間になぜか9月11日の記事だけに妙なトラックバックが飛んできます。うっとおしいといってもたかがしれてますけど(たまにチェックして削除すればいいぐらいなものですが)試しに適当な期…

スピリチュアルの流行

これを「他者問題」と絡めて語っているエッセイをたまたま読ませていただきました。お医者さんの業界紙みたいなもので連載ということでした。そこではスピリチュアル関係のもののブームを 他者と関わりたくないけれど他者に承認されたい というアンビバレン…

さんま

この頃は意識してお酒を飲まない日を設けています。それで実は今日も飲まないはずでしたが、わりに早く帰ることができて明るいうちに買い物にも行けて、さんまを買ってきて久しぶりに七輪で焼いて、じゅわーっとおいしそうに焼けてきて大根おろしで食べてい…

引越し顛末 その三

9月末日が不動産屋さん立合いの引渡しの日でした。当日の朝まであれやこれや清掃が続きましたが、一番時間をとったのが実は庭の雑草抜きや植込みの剪定です。二年目に一度業者さんを入れて剪定などをしてもらいました(その時は飛び込みの業者さんで、一人…

引越し顛末 その二

さて引越し話の続きですが、自分でどんどんモノを運んでいたとき、今回はパッケージングは極力しないことと決めていました。へたに段ボールなどに入れて搬入してしまいますと、そのまま開梱しないでずっとモノが隠れたままになっているということ(前回の引…

引越し顛末 その一

というわけで、本当に引越しが終わったといいますか落ち着いた感じなので、リハビリ的にぼちぼち日記を再開いたしましょう。書いているときも習慣のように、そして書かなくなったのも一種の習慣のように思えます。 実際、旧宅のPCを外して持ってきたのが先…