2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

傷ついた…という攻撃

もう二十年も三十年も前から(憶えてる限りでは)「私(自分)は傷ついた」というのは責める言葉としても働くものだったはず。今だってそれは変わっていないと思いますし、おそらくその有効性はまだ生きているんでしょう。 ただこの言葉が効くのはその私(自…

オヤジにモテる

ちょっと目に付いたアルファルファモザイクの「IT業界の飲み会ってウゼー」という記事。オヤジたちに誘われて出る飲み会がウザイというネタであれこれ語られるのですが、 48 非決定性名無しさん :2005/06/08(水) 01:49:53飲みに誘われたら本音はめんどくさい…

矛と盾

たまたまGoogleのadsenseで「90分で学年一番になる」という表題のものを見つけました*1。 さあこれは21世紀の矛と盾かと、同じ学校の同じ学年で二人以上の子がこれをやったらどうなるのかわくわく、と思ったのですが、「同点一位が複数」という可能性に…

歯科医

麻痺といえば、最近の歯医者さんの麻酔は限定的に効きますね。醒めるのも早いもので、何時間もいやなしこりを残さずに済むようになって、技術の進歩にありがたいなあと感動します。 5年ぶりぐらいに歯科にかかっているんです。インフォームドコンセントが一…

罵倒とか

辛辣な言葉は語彙がある程度以上あれば吐けるでしょう。ただ大抵はいくつかのセーフティーがかかっている感じですね。一番大きいのは「自分のことを棚にあげることができるかどうか」あたりですね、自分を考えてみると。そこらへんの想像力を麻痺させればい…

永遠

永遠というものは、誰も経験したことがないものです。それにも拘わらず人が永遠を口にし、それを知っているように振る舞うのは、今日を考え明日を確信するところから直観されるものだからだと思います。今日があり明日がある、だから明日になればその明日も…

セクハラが脚光を浴びた元

おそらくThe U.S. Equal Employment Opportunity Commission(EEOC 米国雇用機会均等委員会)のガイドラインがセクハラを注目させた元なのだと思われます。 Sexual Harassment(EEOC, 1980) もちろんそれ以前からもセクハラ行為は職場などにもあったのです…

セクハラ…

pal-9999の日記の「男性が結婚しにくいケース」と、「セクハラについて」を読んで、pal-9999さんの表現がちょっと微妙なんじゃないかと思いました。 要するにだけど、セクハラというのは、「やられると不快度が高い男性のタイプ」と「やられても不快度が低い…

増田にちょっと反応

■仕事に精神的に悩んでる人へのコメントに失敗した ・そんな目にあって大変でしたね ・貴方は悪くないですよ!その相手はひどいですね ・環境を変えたほうがいいですよ みたいな同情をひたすら書けばよかったんだなと自分以外のコメントを見てブログ主に申し…

輸血拒否…医療側の反応

親拒んでも15歳未満輸血、信仰より救命優先…学会指針案 信仰上の理由で輸血を拒否する「エホバの証人」信者への輸血について、日本輸血・細胞治療学会など関連5学会の合同委員会(座長=大戸斉・福島県立医大教授)は、15歳未満の患者に対しては、信者…

整理

だらだら長く書いてしまったので整理 ・「ネット右翼」と呼ばれたのは、ネット上で自由に自説を述べる「無党派」的な層 ・彼らが目立ったのは「量」が一定以上集まったため ・この層は固定した立場は持たず、その時々の判断で声を出す人たちがほとんど ・左…

影との戦い(ネット右翼はいなかった)

もともと「ネット右翼」なんて層・集団はいなかったんです。それは基本的には「無党派層」みたいなもので、既存のメディア批判の視点を持っちゃったような人がメディアの嘘に言いたいことを言うというのが一番厚い層ぐらいなもので、あとは大してまとまりな…

『神童』の音

もうすでに映画の『神童』は各地で上映を終えてきてしまっているのですが、遅まきながらマンガの『神童』を読んで気づいたことなどを… クラシック音楽を題材にしたマンガという言い方は、ちょっとこの作品にはずれている感じがしました。もっと(いい意味で…

ユニオンに関する二つのケース

一月ほど前に、茶髪を理由に解雇されかけた女の子がユニオンの力を借りて解雇を撤回させたというニュースがありました。 16歳「茶髪」少女 バイト先からクビ通告 個人で労組へ ビジュアル系バンドや少女漫画が好き。そんな16歳の少女が、髪の色を理由に…

蓮如

昨晩、NHK『その時歴史が動いた』の「乱世に祈りを〜蓮如・理想郷の建設〜」を視聴しました。偉大な宗教者としての蓮如の一端が垣間見えたような気もしましたが…やはりと申しますか、逆に何でかなあと言いますか、蓮如の最も人間らしく精力に満ち満ちた一面…

「炎上」について

人力検索はてな より ブログが「炎上」するという言い方はどこから始まったのでしょうか。言い出しっぺがだれで、いつどこで使われたものなのか、明確にわかる回答のみ求めます(不確定な情報は不要です)。炎上の定義は、はてなダイアリーキーワードによる…

エホバの証人・輸血

以前住んでいた所では月に数度、引越してからもふた月に一度はエホバの証人(宗教法人『ものみの塔聖書冊子教会』、通称『ものみの塔』)の人が訪問してきます。『目ざめよ』などのパンフレットを持って。彼らに関しては、輸血拒否の行動が二十年ほど前から…

「世界征服」を企むものの意図

岡田斗司夫『「世界征服」は可能か?』ちくまプリマー新書061、を読みました。こういう「(一見)くだらないこと」に拘って真面目に考えてみる系の本は結構好きで、面白く読ませていただいたのですが、ちょっとだけ不粋に突っ込んでみます。 この本の導入は…

漢語もカタカナ語も同じ借り物

いっそ「IT鎖国」をしてみたらどうだろうか ITの世界には、カタカナ言葉や横文字が氾濫している。そして、私は、これが日本におけるIT活用阻害の最大要因の1つではないかと考えている。「オープン化」然り、「CRM」然り、意味が曖昧だったり、複数あったり…

中国の偽薬禍は十年前から(もしかしたら全世界で…)

中国から「純粋グリセリン」と偽ってジエチレングリコールが輸出され、それが風邪薬(シロップ)に混入することでパナマの少なくとも100人の人が死亡した事件が昨年ありました。実はこれが「繰り返された悲劇」の一つだったということが、昨日のNYTの記事…

滝山コミューン さらに他の方の意見など

※佐藤卓己氏(京都大学准教授)の評が「本よみうり堂」の書評に全文ありました。※本書の帯にも引用された高橋源一郎氏の書評もありました。 Mの日記@古本T「たまにはストレート・ノー・チェイサー」の書評 また、ストライキや選挙結果との関連など、当時の…

追記『滝山コミューン一九七四』

最近の記事だけ少し辿って、この本の書評で面白かったものをいくつか 日記(佐藤亜紀)6/14 経験の追想に基づくはっちゃけた感想。面白い。 送信完了。「原武史『滝山コミューン一九七四』は侵略モノSFの傑作だった」 眼の付け所が鋭く、表現がうまい。 先日…

こうのとりのゆりかご(続報)

「赤ちゃんポスト」に乳児2人 計3人に 熊本 熊本市の慈恵病院(蓮田太二理事長)が運営する「赤ちゃんポスト」にこの数日間で、乳児2人が相次いで預けられていたことが16日わかった。「こうのとりのゆりかご」と名付けて運用を始めた5月10日午後に預…

原武史『滝山コミューン一九七四』

前評判の時からちょっと触れていたこの本を、夕べ読み始めて昼過ぎに読み終えました。今とは全く異なった時代感覚の中をふらふらした気分です。またある程度の懐かしさと同時に、集団と個人の問題の重苦しさにあてられ続けた感もあります…。 話を、あさって…

感情をどうコントロールするか

以前に「初めての集団生活(SECRET LIFE OF THE CLASSROOM)」というエントリーを立てて、BS世界のドキュメンタリー、シリーズ『欧米の教育現場から』の番組の一つを紹介しましたが、そのシリーズの別の番組を視聴したときのメモが出てきましたのでそれもご…

ガンダム00の名前のひみつ

あちこちで中二病と揶揄される「機動戦士ガンダム00」のネーミングは、基本的に宗教・哲学関係の言葉です。今さらガンダムでもないのですが、見たような言葉が多いのでネタ元(かなと思うもの)を挙げてみます。○刹那・F・セイエイ 刹那…「刹那」サンスク…

朝鮮総連本部購入の問題点

朝鮮総連本部購入:差し押さえ回避狙い…元公安庁長官会見 朝鮮総連の中央本部の土地と建物を購入した投資顧問会社の代表取締役で元公安調査庁長官の緒方重威(しげたけ)氏(73)は13日、東京・霞が関で記者会見。売買は、整理回収機構による訴訟で朝鮮…

妙な名前

はてブにあがっていた「最近の子供の名前酷すぎるだろ・・・」(ダメ人間万歳-人生ロスタイム-より)を覗いて、 森鴎外の子供も凄い名前だよな 当時日本一のインテリにしてこのDQNネーム 長男:於莵(おと) 次男:不律(ふりつ) 三男:類(るい) 長女:茉…

noon75氏への批判に関して

tot-mainさん@泣き言メインの「[讒]無意識の差別」という記事についてです。 この記事ではnoon75氏の記事「知性なき「はてな」(2)−乞食より貧しいはてなブックマーカーたちの精神」への批判がなされています。私も実は当該記事には批判的だったのですが…

カルピス

カルピス・コーポレーションの味の素株式会社への完全子会社化のニュースで思い出した話があります。 出家したゴータマ・シッダールタはアーラーラ・カーラーマとウッダカ・ラーマプッタに 修行の基本を学んだ。それから六年にわたって断食などの苦行を続け…