ゴールデンゴールズ解散は責任をとったことになるのか?

 FNNスーパーチャンネルで、萩本欽一氏の会見とアマ野球チームゴールデン・ゴールズの解散と言うニュースをみたばかりですが、何てピントが呆けたことをしているんだろうという感じを受けました。極楽とんぼ山本圭一氏の行為について、現時点でこれは過剰反応としか思えません。萩本氏のこの独断が、どれだけ大きな影響を周囲に与えるのかまさか想像できないわけでもないでしょうに…
 大見得を切って彼自身は満足を得られるとしても、それはないだろうと思う人のほうが確実に多いでしょう。結局彼はスタンド・プレイヤーであったということかもしれません。責任の取り方を間違えています。「潔い」だの「さっぱりしている」だのという評判は取れるかもしれませんが、それはあくまで彼一人にかかってくる評判・評価でしかありません。彼が始めたものとはいえ、ゴールデンゴールズに賭けていた少なからぬ人間は梯子をはずされただけです。これは身の振り方の相談に乗ってあげたとしても、そうそう償えるものではないと思うのですが…


 彼の「責任」とやらの取り方に非常な疑問を抱いてしまいました。

中東で

 紛争がまだエスカレートしていくようです。今回の件に限ればイスラエルは明らかに挑発されて攻撃を開始していますから、単純に紛争当事者の善悪の色分けもできない「汚い」紛争になっています。
 まず先月のパレスチナでのイスラム原理主義組織ハマスの軍事部門による暴発。これは内閣を組織するハマスの部門には全く知らせられずに起きたと観測されていますね(読売記事)。その直後の「イスラエル生存権、ハマスが間接的承認に合意」などの動きを牽制し、政治的交渉―決着を嫌う一派の動きだと。これでイスラエル兵など5名が殺され、1名が拉致されてイスラエルは強硬にその返還を求めています。それで結局イスラエル軍ヨルダン川西岸に侵攻しハマスメンバーなどの拘束を行いました。そのため合意はほとんど無意味なものとなってしまっています。暴発派の思惑どおりに。
 次に今月の12日になり、側面支援のつもりだったのでしょうか、レバノンイスラムシーア派武装集団ヒズボライスラエルに越境攻撃を仕掛け、イスラエル兵3名を殺害し2名を拉致しました(CNN.co.jp記事)。これも明らかな挑発です。
 ただイスラエルレバノンヒズボラ支配地域等)に対する報復もエスカレートしていき、民間人数百名の犠牲も言われております。ほとんど戦争状態とのこと。ここまで反攻をエスカレートさせれば、これまた単純にイスラエルの義をいえなくなっています(asahi.com記事)。


 挑発と過剰反撃。この事態にたとえば歴史的経緯を持ち出してどちらかの肩を持つなど私にはできません。あまりに汚い戦いになっている感があります。もう良い悪いじゃないと見えます。そしてこれが単なる対岸の火として見過ごすことができるほど、今の世界は広くもありません。とりあえず感想などなしに、備忘として。