破産チェッカーの怖さ
破産チェッカーを紹介する記事がGIGAZINE(※)とかいくつかの大手サイトに乗っていたのですが、皆気持ち悪くないのでしょうか。
そういう大手に載る前に個人サイトからふらっとよって「やってみよう」とか思った私でしたが、なんだか急に怖くなって止めてました。個人情報をあちらが収集していたとしたらヤバイかもと思えたからです。
気にしすぎかなあとも思いますが、居住都道府県と性別、血液型、職業分類に生年月日、これだけの情報が(場合によっては)収集されて、で、一番怖いのはここに「本名」を入れてしまう人が多いんじゃないかと思えたのです。
これ「おなまえ(姓)」「おなまえ(名)」欄で
英数字は入力できません。
って弾くでしょう? もちろん空欄もだめ。普通にハンドルで記入しようとしたらできないんですよ。
もちろんそこらへんの入力も計算に入れて結果画面を出すアルゴリズムだからだと思うんですが、結構な人間がこれだと「止めるか本名を入れる」ことになりませんか?
適当に「おなまえ(姓)」>あ、「おなまえ(名)」>い、とか入れて結果を見たとしても、たとえば「愛されるアダ名」なんてものが結果に出るこの仕掛けではあまりおもしろくないと思えるんです。そうすればもう一度入力画面に戻って、「本名を入れてみようか」と思う人は結構でるでしょう。
よくあるジョーク・ツールだとは思います。でも何だか一瞬本名を入れようかと思ってしまった私は「あぶない!」と感じたのでした。そう思ってみればここに書いてある
破産するか判定できるジョークツールだよ
という言葉からして怪しく見える(笑)今までに自分でジョーク・ツールだって明示していたツールはあったかなということが気になる(笑)待て、これは孔明の罠だ…ということを考えてしまうわけです。
多分疑心暗鬼で気にしすぎだとは思うんですが、もし何かあってもたとえばGIGAZINEは責任をとってくれない(とれない)んですよ。本名を書く人が一割いたとして、そこで収集された情報が全く無意味とも思えません。これは何がしかの活用をされてもおかしくないような気もします。
こういう危惧はリテラシーがあるからするのか、逆にリテラシーがないからするのか、そこらへんは自分でもよくわかりません。そして、この「破産チェッカー」自体にまるで悪意がなかったとして(大概そういうものでしょうが)、いつかもうちょっと違う設問がある、もうちょっと突っ込んだ情報が集められる、そういう悪意のあるサイトが出てこないとも限りません。
チキンですが、これからもこういうのは適当なハンドルを入力できるものしかやりたくないと思っています。
君子危うきに近寄らずです。