2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧
若いときに苦労した人が必ずしも人生の後半で若者に優しくないように、体育会系のしごきを受けたものが下級生に同じしごきを強いてしまうことがあるように、差別されたと感じた者もまた差別することから絶対的に無縁でいられるとは思いません。 誰しも差別を…
2月25日のベイエリア在住町山智浩アメリカ日記に端を発した「差別」についての様々なやり取りがあります。諸方でいろいろな意見を読ませていただいて、自分でも少々書きたいと思わせられました。 ただ、今日現在『ホテル・ルワンダ』は私の住んでいる県では…
以前から書いてきたことでもありますが、もともとの「自由主義」は、個人の活動に国(政府)ができるだけ関与せず自律に任せるべきだというところに主眼があります。そして国の干渉をあたう限り避けさせるために、基本的な原則として 政府が個人の生活に干渉…
antonianさん復活。
私はわりに早く就寝するのですが、深夜のテレビ番組を何本かHDDレコで撮って、次の日に見るということもしています。むしろゴールデン・タイム、プライム・タイムの番組より面白いものも少なくないと感じています。 その中にいわゆる深夜アニメというのもあ…
トラックバックをいただきましたので、ちょっと昨日の日記などに絡めて… 政治的とかいろいろ立場の違いはあれ、いずこも同じ秋の夕暮れ。他者の「代弁」で熱くなられる方は少なからずおられます。問題によっては私ももちろん例外ではありません。nucさんとや…
ちょっと昔書いたことをサルベージ 数年前から「差別主義者」という言葉をネットで聞くようになり、それ以来妙にひっかかる言葉だなと思っていました。まず「主義主張で差別する」ってどういうことなのかイメージできなかったからです。 身の回りの者を無差…
「あなた(お前)にはこの気持ちはわからない」という台詞があります。当事者でなければわからない、ある意味類型化を拒絶するような体験は確かにあるものと思います。でも、これは拒絶の言葉でもあります。あるいはこの言葉で理解ができないと離れていく人…
荒川選手おめでとう。もちろんそれも嬉しいのですが、見ていて一番ドラマを感じたのはイリーナ・スルツカヤの演技でした。凄みと緊張、意地と圧力、そして悲劇性。ラストの演技だっただけに、最後の最後まで自分の栄光、そしてロシア四冠の可能性を残してい…
そしてさらに牽強付会に言葉を続けますと、愛・蔵太さんとtraviesoさん、さらにはuki_gumoさんを絡めた一連の論争で、結局話が収束していかなかったのには不満が残るところです。私は共通の何かを生むこともできたんじゃないかと思いました。 どなたかがこの…
フィギュアスケートを見ていて(もちろんこれはどの競技でも同じなのですが)、彼女たちの緊張や心の動きが私には「わかる」ような気がしていました。またその躍動感や美しさなどの評価についても、限られた範囲ではありましょうが、何か共通の意味を受け取…
メール問題で民主代表、新資料提示せず 党首討論 小泉純一郎首相と民主党の前原誠司代表は22日午後の党首討論で、ライブドア前社長の堀江貴文容疑者が武部勤自民党幹事長の二男への送金を指示したとされるメール問題をめぐり応酬した。(中略) 前原氏は「…
NPO(特定非営利活動法人)という資格の下、勝手な行動を起こして問題になっている一つのケースです。 沖縄タイムス データベース シーサーくん より 朝刊 1版 社会26面(火曜日) カラー 久高島の神木30本伐採/フボー御嶽 中部のNPO謝罪/「神聖な地」怒る区民…
内田樹氏の「不快という貨幣」は、確かに面白い視点で考えさせられるものだと思いましたが、どうも引っかかるところがありました。 それは、この話が氏の考える「現代日本の典型的な核家族」というモデルにひとえにかかった立論だからではないでしょうか。 …
運動会で男性を刺殺容疑、ペルー国籍の男を手配 群馬 群馬県太田市で01年10月、シルバー人材センター嘱託の木村唯雄(ただお)さん(当時69)が刺殺された事件で、太田署の捜査本部は23日、ペルー国籍の男を殺人容疑で指名手配したと発表した。男は…
フォトしまね2006年○161号(←未見の方はぜひ) これは資料としてよくまとめられていると思います。竹島の帰属を論理的に考えたなら、やはり日本の主張に軍配があがるでしょう。日本海での韓国漁船問題が放置できないということを含めて、より多くの方々が現…
チューリングテストという言葉をお聞きになったことがある方は多いと思います。これはアラン・チューリング(Wiki)が提唱したある試験で、人工知能(Artificial Intelligence=AI)などが語られるときには必ず触れられるものです。 チューリングテストと中国…
朝出がけに近所の方がやって来て、いわゆるうちの町内会の班長を来年度やってもらいたいとのこと。町内会長の下で回覧板の起点・終点、寄付集め、祭りの世話役、奉仕活動の呼びかけ、などなどをやる仕事らしいのです。 「持ち回りでやってるから。大変な仕事…
聖神中央教会(Wikipediaの記述) 聖神中央教会(せいしんちゅうおうきょうかい)は、韓国人の金 保(きん たもつ。日本名:永田 保、パウロ永田とも名乗っていた)が1987年に開いたキリスト教系の新宗教である。 … キリスト教プロテスタントの教義を偽った、…
一日家にいました。冷たい雨も降ってるし、何かやる気にもなれずぐだぐだ。ダメダメでした。書きたいことは一応書けましたが…。 仕事の方のやる気が起きません。どうしたものか、です。 こういうときは待つしかありません。 待つのには慣れているつもりです。…
気にかかることを抱えて寝た夕べの夢は、一つの展開を無造作に告げてくれました。 そして目が覚めてネットにつなぐと、その夢がある意味成就してしまっていました。こういう経験をすると「予知夢」の存在を信じたくもなります。 ただ夢のつづきも確かならば…
「私」は独自の意味の世界、一定の地平を持ちます。この地平は私が他者の側(社会・文化)から多くを借りて作られてきたものとも言えますが、他者の側と私とで相互に組み立ててきたものだともいえます。特定の「他者」との間では、共有するその地平の範囲が…
他者理解というものにおいて私たちにあるのは、もともと意志伝達の「事実」ではなくて「確信」だけであるとすると、いったいこの問題はどう表されるべきなのでしょう。ある種理想的な他者理解の絶対的困難性のゆえに、正当な他者理解というものは諦めねばな…
そもそも私たちにとっては「他者理解」よりも先に「他者(がいるという)確信」が先行しています。それは「共にある」という皮膚感覚であり、その他者が自らと同じ「考える自我」を持っているという確信なのです。それは決して「他者」のすべて、あるいは「…
id:terasuyさんやid:ululunさんの問題提起を(勝手に)受けて…はてなの質問 幼女風絵柄は何故人気が出ますか? 昔に比べてアニメやCG、イラストなど幼女的要素が取り入れられてるようですが、何故でしょうか? ただロリコンが増えただけなんでしょうか? …
自分の「思考」を起点に他者の「思考」へたどり着こうとしても、それは決して明らかなものとして与えられることはない。ということを書いて参りました。他者の理解とは、その他者の思考を自分の思考の中で組み立てる(さらに言えばその真偽の認証はその他者…
初めに「自己−自我」を立ててそこから「他者−他我」へ通じる道を考えた場合、それは行き止まりの構図しか描けないということを昨日書きました。孤独に陥った場合によく考える「誰も自分のことなんかわかってはくれない」という独白はまさにこの構図が支える…
本との出合い診断(←これやってみました) >今の気分にあった本を探している>励ましてほしい あなたへ 診断の結果がでました 『辞めてはいけない』 中森 勇人 『不況に負けない再就職術』 中井 清美 『働きながら,子育て』 今城 かおり 『会社は変えられ…
結局今回のlazarus_long氏とのやり取りで、自分が伝えようとしているものが不用意な書き方でいくらでも異なった解釈を取れるものなのだということはわかりました。この際問題の日記で渦中の人物の名前の入った一節を消そうかとも悩みましたが、その後の展開…
何も他者理解の構図と大上段に構えなくても、おおよそ他の人のことを考えるシンプルな思考は次のようなものでしょう。 「自分が自分自身のものとして考えている「内面の思考」と同様のものが他者にもあり、他者を理解するとはその他者の「内面の思考」をいか…