変化したアップルファン

 iPhoneがカマビスシイこの頃。毀誉褒貶いろいろな記事が。
 自分は出先でネットすることにあまり興味がないので、それ前提の料金体系ですからまあ蚊帳の外にいてどうでもよい感じです。
 で、いまだに「これだから信者は」みたいな記事も散見するわけですが、それもどうかなと思います。
 たま〜に目がきらきら光ってて逝っちゃってる人もいないではないけれど、大方のアップルファン(あるいは好意的なシンパ)は結構前から変わっていたはずです。
 ずっと昔みたいに「すごいすごいすごい」と盲目的に連呼するだけのような人、弱点を指摘されても強弁して「そのうち絶対に良くなる!」と信仰告白をしていたような人、アップル製品を貶された(と感じた)だけで我がことのように怒る人はもうほとんどいないのではないかと感じます。


 「iPhoneを選ばない理由」とか「ここがダメ」とかいう記事に対して、「うんうん、わかってる。そうだよね、そこがダメだよね、でも…」ぐらいに軽く受け流して、冷静に心情を書く人が多いのではないでしょうか。
 (むしろムキになって擁護するような人は新たなファン、参入者の人なのかもしれません)


 言ってみれば、親の理不尽な行為にも寂しく笑って耐え、他人に対して「いいところもあるんだよ」と擁護するような孝行息子や、「いままで世話になったし」と謂れのない親の借金のカタになって黙って苦界に身を沈める孝行娘のようなそんな感じ。
 あまりに健気です。
 こういう人たちを叩けば、叩いたほうが人格を疑われるんじゃないかなと思います。
 もう「信者」的アップルファンはそんなにいないんじゃないかなと。
 いつ頃からこうなったんでしたっけ?


※参考⇒マッキントッシュはカトリック(Umberto Eco)