新番組など
この秋放送開始の以下のアニメでは
「あかね色に染まる坂」 「かんなぎ」 「とある魔術の禁書目録」 「鉄のラインバレル」 「ケメコデラックス!」 「とらドラ!」
主人公(男子)のもとに女の子(産土神も含む)が第一話か第二話で転がり込み共同生活を始めるという筋立てが取られています(とらドラでは隣家からの通い婚タイプ)。押しかけ女房的シチュエーションは「うる星やつら」以降ままあるものではありますが、これはちょっと多いようにも感じられます。
押しかけ女房願望と異類婚姻譚的内容(来訪―共棲―援助(労働)―別離(もしくは破局))というものも「うる星」をなぞる形ではないかとも見えますが、それとちょっと違うのはこれらの作品のかなりのもので主人公の立場の正当化(許嫁であるとか特殊な能力を持っているとか…)がなされていることではないかと思えました。この「言い訳」の付与も昨日今日のものではありませんが…(その点においてもですが、こうして並べてみると「とらドラ!」はちょっとこの中では違うかなという気配も。また「とらドラ」のみ原作も読んでいて、最新刊はなかなか好みの展開に…)
「本人が何もしなくても(積極的に出なくても)異性がやってきてラブ米、っていうのは最近の軟弱ひきこもりな男子の願望が云々」とか評論筋で言われそうですが、とりあえず判断は保留*1。
願望充足という点から見れば、中二病的男子がいきなり妄想に近い願いを叶えられれば狂気に近い暴走を始めることになるだろうと描かれた(ように見える)「ラインバレル」は変わっていて面白そうと思えます。
それぞれが興味深い点を持っているようなので、(一番上以外は)続けてみようという気になっています。(他にもいくつか見るべきものもあり、録画スケジュールはひさびさにタイトです)
*1:そんなに新しい設定ではないと思いますし、むしろこのラインナップに責任があるのは制作者サイドだと思うからです