地球は温暖化?寒冷化?

 地球は「ミニ氷河期」に=太陽活動が停滞−ロシア天文学者

 【モスクワ6日時事】ロシアの天文学者、アブドサマトフ天体観測研究所研究員は6日、太陽活動の停滞から、6〜7年後に世界の気温が次第に低下し始め、17〜18世紀に続く「ミニ氷河期」に入る可能性があると予測した。ロシア通信とのインタビューで語った。今冬ロシアなど欧州全域を襲った寒波も地球冷却化現象の可能性がある。
時事通信) - 2月7日9時1分更新

 こうなってくると、温暖化するのか寒冷化するのかはたまたそのままか、判断に苦しむ今日この頃です。地球温暖化を唱える学者が多いからそれが正しいとは言えないわけですし、結局温暖化論の論証と寒冷化論の論証のどちらがより尤もらしいか、その判断が必要になってきます。以前に紹介した温暖化論への疑義というものも、門外漢の私にはそれなりに尤もらしく思えましたし(過去日記:地球温暖化って…)。


 実際の世界は、科学的論証の是非だけで回ってくれるほど単純ではありません。すでに政治や経済に関わって「温暖化対策」に舵を切っている諸社会では、この時点で温暖化論が間違っていたということになるのはまずいと思われるでしょう。万が一上記ロシアの天文学者の言い分が正しかったとしても、それが検証され認められるのには大変な時間と労力が必要だと思います。(もちろんこれがトンデモ学説であるという可能性も捨てきれないのですが)


 しかし、ここにアブドサマトフ研究員を強力にバックアップしてくれそうな有力なスポンサーが一つあります。もうここしかないでしょう。
 それはアメリカ合衆国です
 アメリカは、政策的に温暖化対策に熱心ではないように見受けられます。京都議定書にも参加しませんでした。さらには、温暖化を唱える国内の学者に圧力をかけたとの疑惑さえあるくらいです。


 NYタイムスの記事 Climate Expert Says NASA Tried to Silence Him (NYT・要登録)では、「アメリカが温暖化対策を採らなければ地球は悲劇的結末を迎える」というアメリカの政策に対してネガティブな意見を持つ科学者の意見の公開・発表に対し、当局が抑止的に動いたということが書かれています。

 The top climate scientist at NASA says the Bush administration has tried to stop him from speaking out since he gave a lecture last month calling for prompt reductions in emissions of greenhouse gases linked to global warming.

 この記事は日本でも次のように紹介されていました。
 温暖化研究発表に「NASA圧力」 米の第一人者が告発

 米国での地球温暖化研究の先駆けの一人である米航空宇宙局(NASAゴダード宇宙研究所のジェームズ・ハンセン博士(63)が、研究成果の発表に関して当局から圧力を受けている、と米紙ニューヨーク・タイムズが29日報じた。


 博士は昨年12月6日の学会で、二酸化炭素など温室効果ガスの大規模排出削減は現在の技術でも実施可能だと訴え、米国が主導的な役割を果たさなければ地球は「別の惑星」になってしまうと警告。同15日には「05年は過去100年余りで、最も暖かい年だったとみられる」とする研究結果を発表した。


 ニューヨーク・タイムズによると、それ以降、NASAの広報担当者から博士に本部の意向を伝える電話が何度もあり、外部での講演や報道機関からの取材を制限された。同様の発言を続ければ「恐ろしい結果」を招くことになる、とも圧力をかけられたという。


 これに対してNASAは「科学的発見についての議論は自由だが、政策に関する発言は政策担当者に任せるべきだ」と反論。研究者に規制を課したのではなく「調整のようなもの」としている。
asahi.com 2006年01月30日11時41分)

 世間の流れに逆らう意見は科学的分野においても孤立しがちです。その悲劇を招かないためにも、アブドサマトフ研究員はいますぐアメリカに向かい、ブッシュ大統領に直訴してください。きっと「サポート」してもらえるはず…。

ハートマーク

 以前は通勤時によくラジオを聞いておりました。文化放送を選局することも多く、水谷加奈さんという女子アナの方(もちろん私よりも若いのですが30代後半の女性)は前から存じていました。その方のコラムです。
水谷加奈の劇場型恋愛体質より

(前略)
 お母さん同士の連絡というのはケイタイメールがほとんどですね。なかなか手伝いができないと、『すみません。今週は仕事でどうしても伺えません』と、メールします。このとき絵文字を使いすぎるとふざけた感じになりがちかな? と心配ですし、逆に使わないと愛想ないし‥‥。ですから文章の最後に泣いてる顔か、お辞儀している顔を入れてみたりします。
これに対する返事が、たとえば、『了解しました! また次回お願いします』と来ると、とりあえずほっとします。この場合、『!』も重要なニュアンスを持ちます。『お願いしま〜す』となっていると、さらにいい感じ。絵文字ではウインク顔などがぴったりですね。でも、これが、『了解しました』だけだと、あれ? 怒っているのかなあ? とこちらとしてはちょっと不安になるものです。
絵文字って難しいですね。使いすぎるとうざったいし、使わないのも冷めてるし‥‥。自分の年齢や立場、状況に合わせて正しい絵文字を使いたいものです。
ちなみにおやじへのメールにはハートマークを最後に散らしておくと、とりあえず喜んでもらえること間違いなしです。
(強調引用者)

 メールの最後にハートマークをつけて「セクハラ」になってしまったという徳島大の先生も浮かばれませんね…(過去日記:これ、セクハラなんですか?
 この違いは何なのでしょう?