Q

 ある会社で、従業員から賃上げの要求が出たところ、社長は次のような回答をした。
「一年は365日だが、計算しやすいように366日としよう。1日8時間労働というのは、
1日のうち3分の1だけ働くことであるから、実働は366日の3分の1。つまり122日
である。そのうち、日曜日が1年間366日の7分の1。つまり52日ある。諸君らは春夏
秋冬の年4回、13日ずつ労使闘争を行っているので、これで52日間仕事をしていない。
そうすると諸君は年間18日しか働いていないことになる。我が社では、有給休暇で14日
休める。さらに会社創立記念日などの社休が4日あり、これを全部引くと、結局諸君は1日も
働いていないことになる。従って、会社としては、これ以上月給を上げる必要などないという
結論に達したのである。」


 この話のどこがおかしいか?