韓国の方が例の火の病でお怒りになる時、自分の指を切るというのがあるとうかがっております。以前某掲示板でそれを「野蛮な連中」と申しておられる方がおり、いや確かに彼らに批判すべきところは多々あるのですが、指切りをどうこう言うと日本の過去にも唾することになりはしないかと思った次第です。
 やくざ者の指詰めの伝統というのも江戸以来あるようですが、落語の廓噺などでもそれなりに「指切り」が出てくるものです。ということで、敢えて落語風の語り口で(まくらみたいな)一文を書いてみました。拙い芸ですが、まあこの頃堅い語り口も多かったので。