うちの犬のこと

 昨日歩けなくなっていたブッタにおむつをつけ、午後四時に獣医さんの門を叩きました。診察台にあげるのにも一苦労でしたが、そこで体重が6月に比べても4キロも減っていたのにショック。私は肛門の具合から脱肛を疑ったのですがそれはないということでした。ただ急激な下痢の症状を見せていて、糞と尿でかなりペットシーツやゴム手袋、ペーパー類を消費させてくれました。
 体温を測り(ちょっと高めの数値でした)血液検査をして、レントゲンを取りましょうということになり、うちのわんこは生れて初めて口輪をはめました。その時は、歩けなくなって追い詰められたけものという感じになってしまっていたのです。
 写真でも特に悪いところは見られず、血液検査の結果も何か悪性の疾患を示唆するものがありませんでした。
 その後点滴を受け、痛み止めを射ち、再びおむつをつけて帰路についたのですが(途中で布団の上に敷くシートなどを購入)帰っても特に症状が改善したようには見えませんでした。(ただ下関係では、出すだけ出してもらったので落ち着いていました)


 診察台の上などで弱っている彼女を押さえる私の手に、ぐたっと頭を乗っけられるなどして、私はすでにうるうるしてしまっていました。ごめんね、悪くなるまで気付けなくてごめんね、とそんなことばかり思われました。医師の見立てでも、年齢的なもの(13歳)もあり後肢の筋肉が自然に弱ってきたのではないか、もしかしたら全般的な「老衰」の一環かもという言葉もあり、覚悟は決めたつもりでした。


 でも、今朝何かちょっと普通に立ち上がって水を飲みました。そこで泣き笑い。なんだよお前、歩けるじゃないか…。まだ一進一退でクララモードで座り込んでしまったりしてますが、寝たきりは何とか回避できそうですごく嬉しかったです。
 やはり何か痛いと思い込んでいたのではないかと思います…そうであって欲しいです。もちろん結局agingの所為なのでしょうが、まだ大丈夫、と少し思えたので緊張が抜けました。今日明日あたり経過を見守りたいと思います。
 私は死んでからわんこの葬式をゴージャスにしたり墓を作ったりという考えはありません。ですから、周囲に変だと思われても今ここでつぎ込めるものはお金でも時間でもつぎ込みます。家族ですから。派手に行きます。
 「犬に添ひ寝のしんしんと」はまだ早いですし、どうせそれではあまり共感を得られそうにありませんから(^_^;


 改めましてちょっとでも気にかけていただいた方々に御礼申し上げます。
 ちょっとこれから雨が続きそうですから、リハビリさせつつ私も家で仕事でもしておきましょう。気持ちが前向きになってきました。よかったよかった。