あなたがたも、また互いに足を洗いあうべきである

あなたの足をお出しなさい

 昔お世話になった先生とお付き合いが続いていて、毎年先生の賀状を印刷して差し上げているのですが(バイトに非ず 笑)、今年の賀状にはこの画像を使いました。洗ってあげるから足をだしなさい、という場面のレリーフです。


 私自身はクリスチャンではないのですが、よく意味もわからぬままこのエピソードには打たれます。

 過越の祭りの前に、イエスは、この世を去って父のみもとに行くべき自分の時がきたことを知り、世にいる自分の者たちを愛して、彼らを最後まで愛し通された。

 夕食の席から立ち上がって、上着を脱ぎ、手ぬぐいをとって腰に巻き、
 それから水をたらいに入れて、弟子たちの足を洗い、腰に巻いた手ぬぐいでふき始められた。
 こうして、シモン・ペテロの番になった。すると彼はイエスに「主よ、あなたがわたしの足をお洗いになるのですか」と言った。
 イエスは彼に答えて言われた「わたしのしていることは今あなたにはわからないが、あとでわかるようになるだろう」。
 ペテロはイエスに言った「わたしの足を決して洗わないでください」。イエスは彼に答えられた「もしわたしがあなたの足を洗わないなら、あなたはわたしとなんの係わりもなくなる」。
 (ヨハネによる福音書13)

 漢字検定協会が募った「今年の漢字」は「愛」だそうですが、たぶんそれは頭の中で留まるならば伝わらないものではないかと思うのです。