センター試験 リスニングテスト

 今回のセンター試験からリスニングテスト(英語)が科目に加わります。テストに用いられるICプレイヤーは簡単に操作できるものですが、いざとなって混乱しないように未見の人(試行テストなどに参加しなかった方)は下記の大学入試センターのQ&Aサイトから、フラッシュムービーになっている「操作の擬似体験」を一度してみた方がよいでしょう。


センター試験Q&A(←こちら)

リスニングテスト

Q7-1 ICプレーヤーの操作を間違えた場合どうなりますか。



A 順番どおりに決まったボタンを押さないと作動しない仕組みになっており、誤った操作で試験に影響が出るようなことはありません。なお、センターのホームページでICプレーヤーの操作を疑似体験することができます。
 ※このコンテンツをご覧になるには、Macromedia Flash Player が必要です。


 フラッシュを見ればわかる通り、このICプレイヤーに用いられる音声メモリーソニーメモリースティックです。表裏がありますので(間違えて奥まで差し込むことはできないようになっていますが)注意が必要です。
 配られたイヤホンをジャックに差し込み、音声メモリーをメモリー挿入口に差します。その次に裏面の絶縁シートを引き抜くと、電池が通電してICプレイヤーの使用が可能になります。
 本体のボタンは三つだけです。1の「電源ボタン」を押せば、ランプが点灯し電源が入ります。
 試験監督の指示に従い2の「確認ボタン」を押すと、音量確認用の音声が流れるので音量つまみで適当なレベルで音声が聞けるように調整します。
 そして最後に試験監督の指示に従い3の「再生ボタン」を押せば、問題が音声で流れるようになっています。

注意

 このICプレイヤーには一時停止ボタン停止ボタン巻き戻しボタン・頭出しボタンもありません! つまり「再生ボタン」を押してしまえば、問題がリニアに最後まで流れてしまうだけなのです。
 ですから操作を早まって「再生ボタン」を押したりしてしまえば、問題記入ができないタイミングで問題が流れてしまったりしますので、操作は必ず試験監督の指示に従うようにしてください。
(もちろん予備機もいくらか用意されていますので、最悪の場合本体の再交付ということもありますが…)


 試験中の質問やたとえば気分が悪くなった、トイレにいきたいなどの要請にも声を出すことは許されていません。静かに手を上げ、試験監督がやってきますのでそこで「筆談」するようになっています。また、大教室などで、長いテーブルの真中の人が体調を崩したりトイレにいったりして端に座る人が席を立たねばならない場合などもあります。このような場合、試験後すぐに再試験の機会が用意されています。


 ICプレイヤーが一時停止不可能なため再試験はまた最初から行われますが、わざと最初から回答し直そうとしてもうまくいかないでしょう。再試験などを考慮して、概ねどの設問の箇所でアクシデントが起きたかを把握するために、試験監督の他にICプレイヤーを受験者と同時に聞いているタイムキーパーがいるからです。タイムキーパーは何問目で中断などが起きているか記録しています。ですから自分の回答を最初から再記入しても、中断以前の記入回答が認められることはないのです。

余談

 ICプレイヤーを止める方法、リセットする方法は実は一つだけあります。それは背後の電池を一度抜き、再びセットするという方法です。しかしこれは素手でできることではありませんし、監督など衆目の中、試験場で気付かれずに可能なことではありません。妙なことは考えない方が無難です。


 試験終了後、このICプレイヤーは「お持ち帰り」できます。通常サイズのイヤホンも持って帰れます。メモリスティックの中の音声ファイルのフォーマットがわかれば、いろいろ使うことができるかもしれません。しかしそれこそ「再生」>最後まで、しかできないプレイヤーですから、あまり期待しないほうが賢明だと思います。