ブッタ

uumin32006-06-08

 本日午後六時十三分、私のわんこが亡くなりました。今月で満十四歳を迎える犬(♀)でした。
 何をしてもらったとかいうのではなく、私にとってはそこにいてくれたことに意味がある子です。


 湯灌をして、キャンドルを灯して寝かせてあります。キャンドルの火が眼に映って、ほんとに生きているようにしかみえません。明日どこか犬の火葬を引き受けるところを探しましょう。


 昨年の夏の終わり、急に立ち上がれなくなったときはもっと早く逝ってしまうだろうと思ったのですが、ここまでいてくれたのは実は奇跡的なことだったのかもしれません。体重は先日動物病院で量った時に14kgでした。一番多かった時より10kg以上足りなくなっています。


 天寿だったのだと思います。どうか安らかに。もう苦しいことはありませんから。
 夕べも朝方まで時々吠えていました。でも朝以降は、か細い高い声で、私が見えなくなると不安がって呼ぶくらいしかできませんでしたし、昼を過ぎてからはほとんど声も立てず時々グッと震えを見せるだけでした。
 それでも尻尾をパタパタさせたりして、私が「いーこ、いーこ」と褒めると、また動かしてみせるということを何度かやりました。そして唯一軽く動かせる右前肢で、最近とんとご無沙汰の「お手」まで何度かしてくれました。これが絆でもあったのです。


 ブッタ。ブーちゃん。ブーコ。ぶっちょん。ブーちん。
 ほんとうにありがとう。それしか言うことはありません。
 さようなら
 決して忘れません。いえ忘れることなどできないです。


 雪が降るとはしゃぐ子でした。庭先には、木についていた花が雪のように散り敷いています。
 きっとこの子の魂も、今はしゃいでいることでしょう。それだけを望みます