小泉首相のインタビューは、はてなダイアリーを見て書いた筋書き(かも)!

 15日の靖国参拝の後の小泉首相のインタビューを見、テキストに起こしながら、私はそこはかとないデジャ・ヴュ(既視感)を感じていました。彼が「自分の靖国神社参拝に対する批判」として挙げた三タイプの批判、その分類と順番にあれ?と思うほど「どこかで見た感」があったのです。

 で、今までの過去五年間の私の靖国神社参拝に対する批判をね、よく考えてみます
と、大方三点に要約されるんじゃないかと思います。 
 まず一つはね、中国・韓国が不愉快に思うと、反発してるからやめろという意見。
…
 もう一つはね、A級戦犯が合祀されているから行っちゃいかんという議論。
…
 それと第三点。憲法違反だから、靖国神社参拝しちゃいかんという人があります。
…
 (小泉首相のインタビューより)


 NHKの深夜の「視点・論点」のような番組の類だったか、あるいはどこぞのブログで解説していたのを見たのだったか…小骨がささったように気にはなっていました。 そしてふと昨日見つけた(そして思い出した)のです。私が参拝の前日(8/14)に読ませていただいて、そのまんま小泉氏の反批判に使われていた(とも思われる)記述を。


 それははてなダイアリー、makatoさんのperish the thought、8月14日の記事でした。

□[つぶやき]真夏の夜の私的靖国妄想


参拝に反対する人たちの理由は、あたしはだいたい大きく分けて3つだと捉えている。


1.アジア(といっても中国と韓国だけだけど)が反発するから(=その国々との関係が悪くなるから)
2.A級戦犯が合祀されているから(=戦争を美化、正当化しようとしているから)
3.政教分離に反しているから(=憲法違反だから)


で、以前から言っているように、あたし自身はこの「靖国神社に総理大臣が参拝する」ことを「問題」とするならば、根拠とする理由で現実的なのは3.ひとつしかないと思っていて、純ちゃんも好き勝手に参拝しているようで、実はこの点に関しては結構気にかけているんじゃないかと想像している。


あとの2つは、どーでもいいっちゃどーでもいい。これらを反対する理由に掲げている人は、その理由が自分の思想や心情に近いから、理由に加えているだけだろう。ヨソの国が何と言おうと、A級戦犯が合祀されていようと、その理由だけで参拝を直接阻止する効力はそれほどないように思う。
(以下略)

 この類似を偶然とも取れるかもしれませんが(ありがち、という方もおられるでしょう)、私にとってはまさにびっくりでしたし小泉氏(というよりは彼のスタッフの誰か)がperish the thoughtの読者で、この分類のアイディアをちょっといただいたというのは決して無いこととは言い切れません。


 もしかしたら参拝後の輿論にいささかなりとも影響したかもしれないあのインタビューが、はてなダイアリーあたりに関係していたかもしれない…と考えてみる(というか妄想する)のは、ちょっぴりthrillingなことだと思いました…