歯科医

 麻痺といえば、最近の歯医者さんの麻酔は限定的に効きますね。醒めるのも早いもので、何時間もいやなしこりを残さずに済むようになって、技術の進歩にありがたいなあと感動します。
 5年ぶりぐらいに歯科にかかっているんです。インフォームドコンセントが一番進んでいるのはこの「歯科」じゃないでしょうか。やたら丁寧に解り易くという感じを受けます。いいことなのですが…


 あと、行っている歯科は三台の椅子を置いているんですが、一人の歯科医があっちへいったりこっちへ行ったり、まるで忙しい時間の厨房みたいに「やること」と「任せられること」を切り分けて、歯科助手やら技工士の人に指示を出しつつ診て回るさまは名人芸かと思いました。
 私が口をゆすいでいるときに歯科医がそれを見ているなどという無駄な時間は一切なかったです。その時にはすでに立ち上がって他の人のところにいますから。この人は十分中華料理屋のおやじができると(いい意味で)思いました。で、なぜか診療側は受付の人も含め歯科医以外はみんな妙齢の女性なのですが、これは個人的趣味なのかはたまた営業戦略なのか、深い疑問を抱えつつぼちぼち通っております。