罵倒とか
辛辣な言葉は語彙がある程度以上あれば吐けるでしょう。ただ大抵はいくつかのセーフティーがかかっている感じですね。一番大きいのは「自分のことを棚にあげることができるかどうか」あたりですね、自分を考えてみると。そこらへんの想像力を麻痺させればいくらでもできるような気もしますし、あるいは使い慣れていないために上手に(効果的に)表現できないものなのかもしれません。
罵倒みたいなものを受けたり、全然勘違いのあさっての批評をされたりしたとき、確かにやり返したいという気持ちは湧くものです。その勢いで書くことも皆無ではないんですが、基本的には出せないで終わるといいますか、下書きだけでアップしないこともあり、後で考えてよかったと思うこともあります。その下書きすら書かないようなときには、ただ哀しかったり寂しかったり、自分もそういう人たちもあわせて悲しいなと思うときもあります。何か場末の裏路地のケンカみたいなものですし。このケースが一番多いかもしれません。
一日二日がまんできれば、かっとなった自分の気持ちもたいしたことなかったと思えるかもしれません。その短くて長い時期を乗り越えるかどうかが、後で恥ずかしくなるような記事を矢継ぎ早にださずに済ませる(後で恥ずかしい思いをしなくてもよい)秘訣かもしれないですね。