亀田大毅の虚勢

 夕方から諸方で亀田大毅選手の会見を何度か拝見しましたが、はっきり見えたのは「細い目を精一杯見開いて喋っている」*1というところと「顎を上に向けようとしている」というところです。これらが示すのは「お詫びをしよう」ということではなく「虚勢を張ろう」としている態度そのものでしょう。年齢から仕方がないというご意見もあるでしょうが、若年であれプロとして稼いでいるという観点からは褒められたものではないと考えます。
 無意識の行動として、詫びよう、謝罪しようとしている態度はどうしても「うつむきがち」の姿勢をとらせると思います(十分条件ではなく必要条件みたいなものとして)。彼におそらく詫びる気持ちはなかったと判断したくなるのです。虚勢を張るのもいいのですが、これで後が無くなったと言ってもいいのではないでしょうか。
 偉そうに「反省していない」などと私が叱責しても意味のないこととは思いますが、謝罪会見でなかったということは確かに感じました。そこらへんは朝青竜と年齢の差が少し出たところかもしれません。いずれにせよ後が無いところで、次に彼がどういう姿を見せてくれるかということについては興味津々です。

*1:その所為で表情がかなりこわばってしまっています