常石敬一氏?

 東京都立大学理学部物理学科出身。現在神奈川大学経営学教授の常石敬一氏が、なぜか今回の毒餃子事件に絡んで「専門家」として報道ステーションなどに登場していました。あ、この名前聞いたことがあると記憶のどこかに引っかかっていたのですが…


 以前に『愛・蔵太のすこししらべて書く日記』でこの名前を見たことがあったことを思い出しました。
 →■[リベラル]何かあやしい「常石敬一」という毒ガスの専門家

 要するに、うかつなことを言って「松本サリン事件」の冤罪を招いた原因の一人だった人。マスコミサイドに「この人はうかつな人を言う人なので、コメントを依頼する場合には注意が必要」という認識を、もう少し持っていたほうがいいと思うんですが、毒ガス・化学兵器の専門家というのはそんなに日本では少ないのでしょうか。

 ここからリンクされていたのが次のところ
 →サリン事件に登場した「毒ガスの専門家」常石敬一教授を嗤う。
 (サイト「農薬のお話」より)

 1994年6月の松本サリン事件でマスコミに登場した神奈川大学経済経営学常石敬一教授は,最初に有機リン系の農薬が原因で神経ガスが発生したといった。しかし,常石教授がそういえたのは,彼に高校生レベルの化学知識すらなかったからである。ところが,不幸な偶然として「神経ガス」だけは正しく,これによってサリンが農薬から簡単に合成できるとの常石教授の妄想があたかも真実のごとく流布され,河野義行氏が長期間容疑者にされる一因となってしまった。


 やはり、

 731部隊や旧日本軍の化学兵器製造について研究を行ってきたことから、NHKをはじめとするメディアにおいては「毒ガスの専門家」とされて登場することが多い。
 (Wikipedia『常石敬一』の項より)

 というのがなんだかんだ一番の理由でしょうか…


 こちらなどでも
 →中国製冷凍ギョーザからメタミドホス

 余談ですが、今朝日放送の「報道ステーション」でこの事件の報道を見ているのですが、「専門家」としてあの常石敬一がコメントしていました。あんな奴は専門家でも何でもありません。なんで有機化学のゆの字も知らないド素人にコメントを求めるのか、まったく不思議でしょうがありません。

 (サイト「農家こうめのワイン」さんより)


 毒物の専門家ということでしたら、『中毒百科』(南光堂)などに全力を尽くされている内藤裕史先生などの方がずっと適任だと思うのですが…