AIは何の略語?

積ん読

 クローン羊ドリーの産みの親イアン・ウィルムット博士が来日された際、氏の講演に紛れ込んだことがありました。右も左もよくわからないままその場の言葉をただただ拝聴していると、しきりに「AI」という言葉が交わされています。これなら少しはわかるか、と思って聞いても何だか話があさって。


 よくよく伺っていたら、ここでは当然ながら「エー・アイ」は「Artificial Insemination」(人工授精)のことなのでした。最初にそれに気付かないとはおめでたすぎる…と自分でも思いましたが、緊張しているときは往々にしてバカになるもの。
 それがわかってからは少し立ち直って、まあついていけないところも無理して最後まで参加していました。下手に「Artificial Intelligence」のつもりで誰かに話しかけなくてよかった…と脇の下に汗をかきながら。


 略語なんてちょっと怖くて、確認してからじゃないと使えないなあと思った話です。