支離滅裂

 時々自分の書いたものがぐちゃぐちゃでうまくまとまらないと思えます。ひどいものはもちろん日記には書かずに没にしますが、多少ましなぐらいのものを勢いで書きつけてしまうこともあるのも事実です。
 よくないなあ、勢いだけだなあ、とそういうのは恥ずかしく思うのですが、たまにその「勢い」だけでも面白いと思っていただけることもあって、自分の配慮なんか本当に大したことがないと感じたりします。


 ぐちゃぐちゃ、めちゃくちゃと言えば「支離滅裂」という四字熟語が想起されます。そしてこれを思うたび、私はいつも笑いをこらえることができません。
 それは、ずっと前に立ち読みした「冗談辞書」の類で

【しり・めつれつ】
 お尻がめちゃくちゃに裂けて切れていること

 とかいう記述で大笑いしたことを思い出すからです。さらにそこには

【こっぱみ・じん】
 こっぱみ星の住人

 なんていうのもあって、一人で書店の片隅で腹を折って笑い苦しんでいた自分がいまだに浮かんできます。
 あれは何という本でしたか、確かラジオの深夜放送から作られた「辞典」だったはずですが…