毒餃子問題の進展

 「天洋食品」回収ギョーザ、中国で中毒…現地混入が濃厚に

 中国製冷凍ギョーザ(餃子)中毒事件で、製造元の中国河北省石家荘の「天洋食品」が事件後に中国国内で回収したギョーザが流通し、このギョーザを食べた中国人が有機リン系殺虫剤メタミドホスによる中毒症状を起こして、重大な健康被害が出ていたことがわかった。


 関係筋が5日明らかにした。これまで日中双方の警察当局がそれぞれ自国内でのメタミドホスの混入を否定してきたが、中国国内で同様の事件が発生したことにより、中国での混入の可能性が強まった。
(中略)
 事件が起きたのは6月中旬。天洋食品が回収した冷凍ギョーザの一部を食べた中国人が中毒を起こし、重大な健康被害が出たという。被害者の人数や症状などは不明だが、千葉県などの事件と同様、ギョーザに含まれていたメタミドホスが原因と特定された。事件後、日本に輸出される前の商品は天洋食品が回収したことになっており、今回、中毒を引き起こした商品が流通した理由やその経路などはわからない。(後略)
(2008年8月6日03時05分 読売新聞)

 中国の人が身をもって別の中国人の嘘を暴いてくれたようです*1
 私利私欲、あるいは「もったいない精神」でもあったのでしょうか、あぶない餃子を廃棄処分にせずに国内流通に回してしまう人がいて、それがはからずも「日本で混入説」というわけのわからないものを打ち消してくれる結果となったわけですね。


 この件が納得のいく決着をみるまでは、個人的にできるだけ中国産の食品・原材料が入っているものは避けようとしてきました。(はっきりクロとわかった時に再び食べ始めるというわけでもないのですが)
 「知らないうちに」レベルには対応できませんので、あくまで明示されている範囲内ではあります。少々困ったのは豆菓子(含おつまみ)類で、特にバタピーなど中国産の豆を使っていないものを見つけるのがかなり大変でした(国産ナカデユタカ種のものとか、アメリカ産のものとか、探せばあるものです)。まあああいう高カロリーのものを摂取しないことは健康にもいいんだと自分に言い聞かせればいいのですけど(笑)


 あとはとりあえずオリンピック選手たちの健康被害がないよう、それだけは祈りたいところです。
 たぶんほとんど競技は見ないでしょうが。

*1:被害にあわれた人には大変でしたというばかりです