中川大臣が辞意を表明したそうですが

 もしかしたら言い間違いの件といい、何らかの疾病を疑うべきなのかもしれません
 ⇒ アルコールが脳に与える影響*1

1日2合以上の飲酒群で有意差
 飲酒量と脳萎縮の関係を見ると、非飲酒群(827人中27%に脳萎縮有り)と1日1合以下の群(脳萎縮は24%)では脳萎縮の程度には差がなかったが、1日2合以上を毎日飲酒する群(246人)では36%に脳萎縮が認められ、他の群と明らかな有意差があった。


酒飲みは10年早く脳萎縮が進む
 1日2合以上飲む人に注目すると、30代の飲酒群は40代の非飲酒群と同程度の脳萎縮を示している。40代の飲酒群と50代の非飲酒群、50代の飲酒群と60代の非飲酒群でもほぼ同じ傾向を示している。

 ただもし、このアルコール性脳萎縮が原因だった場合、飲まないでいれば(ある程度)回復できるそうですので、国務大臣という要職のストレスで飲み続けずにはいられない…という状態を抜けて、一定期間断酒でもすれば(加齢による脳萎縮とは違って)状態の改善が望めるかもしれません。
 こんな素人見立てをしても意味は無いかもしれないですが、とにかく医師の診断等を受けられることが肝要でしょう。

アルコールの脳への影響は可逆的
 1978年にCarlenらがアルコール性の脳萎縮は禁酒によって回復しうるという報告を出して以来、種々の検討が行われ、最近はアルコールによる脳萎縮はある程度可逆的なものであることが明らかになってきたという。幸いにも禁酒後数週〜数ヵ月後には脳萎縮は回復してくることが分かっている。それに伴い脳血流も増加し、さらに判断力や計算力など、脳の高次機能にも回復が見られるという。

*1:引かせていただいたサイトでは、Medical Tribune誌 1997/3/27からの引用となっています →つまり孫引き