障碍は他人事ではなくて…

図

 障碍者はどうのこうのと他人事のように話すことはできません。どうも障碍というと先天的なものがまずイメージされてくるようで、そうなると自分とは関係ない一部の人のもの…という発想が強くなってしまいがちです。
 しかしながら平成18年の厚労省の調査で見ても、その三分の二は40歳を越えてからのもの(身体障害・在宅)となっています。つまり今、40歳未満で障碍なんて他人事と思っている人が今後障碍を持たないとは言い切れないのです。
 障碍を持つ人のこれだけの割合が中高年以降に認定されているということは、少なくともそれが自分には関係のない一部の人のものとみなすことはできないということを意味しています。
(右図は「障害発生時の年齢階級」です。水色の部分が40〜64歳 38.2% 濃い紫が65歳以上 24.3% となっています)


 結局、障碍者排除みたいな発想は他人事だからでてくること。
 この調査結果をよくよく見れば、それは自分で自分の首を絞めているようなものだとわかるはずです。


 どうか皆が落ち着いて考えて、わがこととして障碍のことを考えるようになって欲しいものです。
 年末の最後に、これだけは書いて置こうと思いました。