2007-03-29から1日間の記事一覧

依然として(追記!)

姿を見かけません。大丈夫かなと気にかかります。 いました! おばあさんの家の濡縁のところで寝ています。 今朝の七時前に見に行った時はいなかったのですが、息子さんが帰ってきているようですので、何とかしてくれたのだと思います。足もついてます。動い…

(書評)W・ジェイムズ『宗教的経験の諸相(上・下)』(岩波書店、1970年)

前世紀初頭にかけての唯物的合理主義・科学主義が台頭する思想潮流の中で、非合理なるものの価値を再評価しつつ人間心理を探求し、独自の哲学・宗教観を構築した思想家にウィリアム・ジェイムズがいる。彼は人間から離れた「客観的」な主知主義的実在概念の…

櫻の樹の下には

梶井基次郎『櫻の樹の下には』 櫻の樹の下には(さくらのきのしたには)は、梶井基次郎の短編小説。主人公が、桜の樹が美しいのは下に死体が埋まっているからであるという空想に駆られ、死体に象徴される惨劇(死?)への期待を深める物語。 この作品は全編…