胸の病気の自覚症状

胸が痛いという人がいたので…

心筋梗塞

前段階の自覚症状

1. 胸がしめつけられる。
2. 胸が焼けつく。
3. 肩こりがひどく首が回らない、
4. 鼻がつまる感じがする。
5. ゲップが出る。
6. 肩や背中が凝りやすい。

 自覚症状が出ない→「糖尿病神経障害」の疑いも

 急性心筋梗塞が起こる前、半数以上の人が何か前触れの症状を感じていた。胸の痛みと言うのが代表的な症状。また胸痛に加えて呼吸困難、息切れ、冷や汗、吐き気などの症状が起こった人もいた。胸痛がなくて他の症状だけの人もいた。異変に気づいて心臓の病気を疑うことが大切。

日本医科大学第一内科の高野照夫教授
「胸の痛みが15分以上続いたら心筋梗塞とみて救急車を呼んで欲しい」

 実際に発作が起こったら、ベンチなどに腰をかける。体を横にするよりも、上半身を起こしてテーブルにもたれかかるなど前かがみになった方が楽なことが多い。苦しかったら遠慮せずに周りの人に助けを求める。

 心筋梗塞は冠動脈が狭くなって心筋が酸素不足に陥るもので、胸痛は30分以上も続く。

狭心症

前段階の自覚症状
1. しょっちゅう左の肩が凝る
2. 肋間神経痛と診断される
3. 左の背中・肩胛骨が凝り、酸痛が起きる
4. 食物や錠剤が呑み込みにくくなる(軽い嚥下困難)
5. カレーや鍋物を食べると人一倍顔に汗をかく

 狭心症の胸痛は安静によって5分以内に軽快する。

心膜炎

発作時の症状
1. 前胸部痛があり、痛みが頸・肩に放散する
2.  仰臥位(あおむけ)で痛みが増す
3.  発熱後に胸が痛むようになる
4.  呼吸・せきで痛みが増す

僧帽弁逸脱症

1.  運動に関係なく胸痛
2.  心悸亢進
3.  易疲労