サルビア

 昨日の午後は車の12ヶ月点検に行って参りました。数日前ディーラーに電話したところ、日曜にぽっかり空いた予約の隙間があったので、すぐにお願いしたのです。車を預けておおよそ1時間ぐらいの待ちだったのですが、ディーラーの待合ホールはなぜかホテルの匂いがしました。
 ホテルと言っても何か高級そうなとかそういうイメージではなく、新しいリネンの匂いなんでしょうか、直にクリーニングの匂いというよりあまりお高くない修学旅行生もたまにくるぐらいのホテルの、朝11時ぐらいの匂いという感じでしたね。私は何となく好きです。
 お飲み物はと問われて、アイスコーヒーをお願いしました。こういうサービスがあるからディーラーは高くなるのにと思いながらも、どう見ても社会人になりたての拙い女子社員の応対に「がんばるんだよ」と心の中で応援しつつ、適度にクーラーの効いたホールで気持ちよく本を読んでおりました。
 そんなぐあいでくつろいでいるところに、どこからかの出向組かと思わせるタイプのおじさん(営業所に居るのがそぐわないような人)が「三角くじ」を持ってきてくださいました。さすが日曜日のディーラー、こんなサービスがあるから(以下略)ということで早速引いてみたら四等とのこと。ちょっとお待ちくださいと言っておじさんが持ってきてくれたのは、サルビアの花でした。ビニールのポットに植わった高さ30センチ弱ぐらいの赤いサルビアです。四等でこれならもっと上の等級は…と考えることもせず、それだけでちょっとお徳感を植え付けられて(笑)気分良くディーラーを後にして来ました。


 今朝出がけに、サルビアツツジのほど近くに植え替えてきました。もう少しで満開といったぐらいの状態でしたから、あと一週間ぐらいは目を楽しませてくれるでしょう。天気予報では明日から梅雨空とのこと。滅入りがちな気分も、この鮮やかな赤い色で少しは救われるんじゃないかなと思っています。