シンジョー博士は直方体ですか?(生協の白石さん)

 生協の白石さんという面白ネタを小耳に挟んでかなり経ちます。書籍にもまとめられたそうで、それはそれでよろしいとは思います。ただ、ああいう芸風はよくあったものだよ的な感想がもっと聞かれるかと思ったのですが、私の動く狭い範囲ではまだそれを聞きません。


 実は20年前私が行っていた大学の生協でもよく似たやり取りが行われていまして、生協の白石さんの話は懐かしく思いましたが「大学生協ではよくある話なんだろうな」とも感じていました。でもそういった話が聞こえてこないのは、私の大学と白石さんのいる大学とこの両者だけがちょっと変わった芸風を持っていたということでしょうか? そうも思えないのですが…


 うちの大学生協は「わたしも一言」という紙を用意しておりまして、そこに苦情だとか要望だとか書いて箱に入れると、それに生協側の答えが書かれて掲示されるシステムだったと記憶しています。そしてそこには普通の質問に交じって「ネタ」質問が時々あり、それにも丁寧に答えるところがとても面白かったのです。(つまり生協の白石さんと同じですね)
 その「わたしも一言」は年に一回か二回、小冊子体でまとめられて配られておりましたので、そのファンだった私は毎回生協食堂のあたりでそれを見つけるともらってきていたものでした。


 未だに忘れられないのが題名にも書いた「シンジョー(新城?)博士は直方体ですか?」という質問で(名前にちょっと自信なし…)、まったくの内輪受けの話ではありますが、当時しびれるほど大爆笑してしまった記憶ははっきり残っています。
(※うちの大学の本部の正門から入り、正面時計台の右の方に進むと、道の左側に「シンジョー博士像」と刻まれた台座だけが設置されてあったのです。とうぜん台座の上の像は愉快な不届き者が勝手に取ってしまっていたと思われますが、それを真正面から質問にぶつけていたのです 笑)


 実は今の家に引っ越してくる際に、四、五冊「わたしも一言集」があるのを発見して見入ってしまったのでしたが、今になって探しても見つかりません…。またそのうちでてくるかもしれませんが、何とも残念。
 似たような大学生協の生真面目にユーモラスな対応を記憶されている方はいらっしゃらないのでしょうか? この芸風はそれなりに各所であるようにも思うのですが。