地球温暖化って…

 昨日のはてなの質問で一番興味深かったもの
寒いですねぇ。世界の平均気温を統計的に見ると地球は寒冷化の方向に向かっているらしいです。氷河は増え、海面上昇するなどというのは幻想だ。二酸化炭素なんかの増加では地球は温暖化はしない。地球温暖化などと叫ぶのは科学的無知からくる妄想だのなんだのという考え方もあります。日本では地球温暖化は受験にも出てくる周知の概念ですが、これが『妄想』だと仮定した場合、地球温暖化だと人々を信じ込ませることによってどのような利益があるのでしょうか?


 昨日の日記とも若干関わるのですが、大勢となって人が信じているものにもの申すのはとても大変なことですね。質問の方は陰謀論めかして(ネタ質問風にして)軽く問いかけようとされていますが、それでもちょっと大変そうです。


 私は4、5年前、地球温暖化の言葉がそろそろ諸方で聞かれ始めた頃、どちらかのサイトで地球温暖化は一つの仮説にすぎず、論拠もそれほどはっきりしているわけではないというところを読みまして、それ以来「仮説」として受け取っているわけですが、世の中はいつの間にか地球温暖化という「科学的事実」を前提にどんどん動いてしまっているようです。京都議定書などもその流れの一つですね。
 それこそへたに疑念を呈しても信じてもらえないですし、反論を論じているサイトを挙げても「アメリカの陰謀」ぐらいに言われそうです。私がかつて見たサイトを探し当てることはできませんでしたが、とりあえず上記質問の回答で次のようなサイトの紹介がありました。
 CO2温暖化脅威説は世紀の暴論

 CO2温暖化脅威説は,たとえば南極ボストーク基地における氷床の調査により,大気中のCO2濃度と気温とが過去22万年にわたって関係があることなどを根拠にしている.しかし,2つの現象が長期にわたって関係するとき,どちらが原因でどちらが結果なのか,または別に本質的な原因があって,この両者はともにその結果なのか,その考察をすることなく,人々はCO2濃度上昇で気温が上がると信じ,その対策を一大国際政治課題にしてしまった.これにより,寒冷化説をとりつづける地道な学者は,研究費が得られず,また研究してもこれを発表する場をレフェリー制度によって奪われ,さらに圧倒的に多い温暖化論者の前に意欲を失い,沈黙を余儀なくさせられたように見える.寒冷化説の指摘した問題点は,現在もなお有効である.
 ここでは,CO2温暖化脅威説やO3ホールのフロン原因説が間違っており,また京都議定書を受けて提案される太陽光や原発などの取組みが無意味であることを示す.さらに,穀物の過剰生産,自由貿易,債務という経済行為を原因とする農地と森林の喪失がこのCO2温暖化説の陰に埋没しているという現実を打破するため,あえて思うままを率直に書くことにした.
 槌田敦(名城大学商学部)

 本当に、こういう行為は大変ご苦労なことだと思います。世の中と反対の方を向いていては、研究者は発表の機会とか研究費からどんどん遠ざかることになりかねませんし、楽をしたい人などはまずこういうことはしないでしょうね。


 私は地球温暖化の「真偽」をいえるものではありませんが、少なくともそれが事実として言われるにはまだまだ根拠が足りないようには思います。地質年代ほどのスパンでなくても、氷河期や間氷期の交代程度の長さの年月でさえ「経験し記録された」ことはないんですし…。
(この冬が寒くて雪が多いから温暖化に疑義を唱えているわけではないです 笑)