性犯罪

 本人たちの否認があるということでしたのでコメントしないでおきましたが
「数日前も女性と関係」 パーティー開き、京大生

  元アメリカンフットボール部員の京都大生3人が集団で女子学生2人を強姦(ごうかん)したとされる事件で、逮捕された3人のうち1人が京都府警の調べに「数日前も鍋パーティーを開き、酒に酔った別の女性と関係を持った」と供述していることが27日、分かった。


「パーティーをすれば、(女性と関係する)チャンスがあると思った」とも供述。3人は「合意の上だった」などと逮捕容疑を否認しているが、府警は同様の手口で女性に暴行を繰り返していた可能性もあるとして慎重に調べている。(後略)
(共同ニュース 2006年 1月27日 (金) 17:42)

 やることはやっていた(合意かそうでないかというところで否認している)ということのようですので、これはすでに批判できると判断いたします。
 なんたる馬鹿かと。お手軽に考えていたのかもしれませんが、自業自得です。なにより複数でことに至るというのは卑劣ですし、単なる性欲処理がみえみえで気分が悪くなります。厳正に裁かれるべきですし、被害者女性にはお気の毒です。でもよく勇気を出して告発なさいました。


 スーフリの例をひくまでもなく、衆を頼んで暴行事件を起こす連中には同情の余地を感じません。人間関係をあまりにも甘く考えていたつけをきっちり払わせるべきです。
 男女間の人間関係の構築に悩みすぎ、呪詛を言わざるを得ない苦衷に充ちたブログも散見するのですが、これはあまりに対極の考え無しに過ぎますね。悩む方々も「真面目に過ぎる」と思ったこともしばしばでしたが、こういうのがあると絶対的に前者の悩んでいるほうに好感を感じます(比べるのも失礼でしょうが)。
 お手軽な「性」、お手軽な人間関係で甘く世を渡ることに対しての忌避感は私も共有します。やったもの勝ちにならないように、そしてそういう風に多寡を括って世の中を見ないように、そこらへんは大人も真面目に考えるべきでしょう。大人がそうできなければ、まだまだこういう馬鹿若者が出てくることになりかねませんから。


 ただこの報道の調子が続けば、メディアのはしゃぎ方にもいやな気がするかもしれません。そこらへんは静観していきたいと思います。(端的に言えば、京大だからギャングスターズだからニュースバリューがあると尻馬にのる連中は嫌いだということです。属性云々は関係なく、どんな場合でもこれぐらい騒ぐ気概をもたなければ公器などとはおこがましくて…というところですね)