自治会

 朝出がけに近所の方がやって来て、いわゆるうちの町内会の班長を来年度やってもらいたいとのこと。町内会長の下で回覧板の起点・終点、寄付集め、祭りの世話役、奉仕活動の呼びかけ、などなどをやる仕事らしいのです。
「持ち回りでやってるから。大変な仕事じゃないし。」
と気軽にその方(今年度の班長)は言ってましたけど、寄付とか奥さんに集めさせてたよなあ…と。一人暮らしだし、引っ越してきたばかりの私がそういうのやっていいのかなとちょっと思いましたが…

自治会(町内会)

 町または字の区域、その他市内の一定区域に住所がある人たちが、その区域の住民相互の連絡、環境の整備、集会施設の維持管理等良好な地域社会の維持及び形成のために地域的な共同活動を行うことを目的に任意に結成される団体を自治会とか町内会とかいう。
 実際に居住している地域、つまり「地縁」(同じ地域に住むことによってできた縁故関係、あるいは地域を基礎とする社会的関係をいう)に基づいて形成された団体であるが、法的に認められるには、当該市町村長の認可が必要となり(認可されるのは、地縁による団体に限られ、例えばスポーツ同好会のように特定の活動を行う団体は認可されない)、認可された自治会は、地方自治法上「地縁による団体」と呼ばれる(第260条の2)。
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/yogohoritu6.htmより)

 上記サイトの記述では、町内会はあくまで公法人でも行政組織の一部でもなく「あくまでも住民により任意的に組織された団体」であって、認可者の市町村長がこれに一般的監督権限を持つものでないともあります。

(承前)
 また認可された自治会は、地方自治法により、正当な理由がない限り、その区域に住所を有する個人の加入を拒んではならないばかりか、民主的な運営の下に自主的に活動するものとし、構成員に対する不当な差別的取扱が禁止され、さらに特定政党のための利用も禁止されている(同法第260条の2)。

 とあるところからして、仲間はずれ(村八分)みたいなことはしちゃいけないということのようですね。ただ、ずっとアパート暮らしをしてきた私は、二年前まで全然町内会を意識せずに(というかお誘いもなく)暮らしてきてましたので、今ひとつ理解が遠いようにも思えます。


 ここに越してきたときから町内会費は(ちょっと高く思えたけど)払ってますし、資源回収のボランティアも何度か参加し、ものめずらしさもあって「町内会の総会」は一度覗きました。
 そうそう、地区のお祭りの寄付で子供たちが来たとき、「口上」が全然ないのは改善させねばと思ったこともありました。だとしたら、これは渡りに船?


 昨今の子供を巻き込むいやな事件のたびに「地域コミュニティー」の復活が言われたりしています。そうだ、ここで私が一肌脱いで、地域のために微力を尽くそう…などと一瞬思ってしまいましたので、
 前任者の方にはずみで快諾してしまいました。来月の班長会で引き継ぎをすれば、私は○○東自治会の班長です。これで権力の末端に組み込まれます。お金が私のところへ集まります。私の班の住民の生殺与奪の権は…私が握れるわけもございませんが、何事も経験。住民自治とか地域コミュニティーがどうなっているのか、一年間お手伝いしながらちょっと学ばせていただこうかと今は考えています。


 このサイトの名前も「uumin3の日記」とか止めて「○○町内会班長日記」ぐらいにした方が受けるんじゃないかと、瞬間的に思ってしまったのは秘密です(笑)