世代論

 世代論というものには賞味期限があるということなのでしょう。それがちょっと長いか短いかという程度の違いこそあれ、そこにあるのは


 ○○という世代はここが違う


 という差異への言及しかなく、それは本質規定でも何でもありません。世代の切り分け方、もしくはそのネーミングの仕方だけで流行ったり流行らなかったりするものです。 こういうキャッチコピーのようなものは、単にメディアで消費されるだけのもの。脚光を浴びてなんぼのものですし、ちょっとの間でも話題になって、しばらくしたら当時の風俗の一つのように懐かしがられる…それだけで以って瞑すべきものなのでしょうね。


 ちなみに

 あたりまでですね、私がピンとくるような「世代論」タームは。
 これ以降は何と呼ばれているのか、あまり世代論に興味がなかった所為もありますが記憶にないようです。それとも「多様化」が進んで、あまり一括りにしてネーミングしても流行らなかったのでしょうか?