啄木

 「働く」それなのに「貧乏」というワーキングプアの問題。これはそのまま啄木の歌ですね。

 働けど働けどわが暮らし楽にならざり じっと手を見る
石川啄木『一握の砂』)

 つまりこれは古くて新しい問題。何も昨日今日現れてきた社会問題でないともいうことができます。(しかし、今現代の日本社会でこういうことが、という驚きもみなさん感じているという面もあるのでしょうけど)