少年ドラマシリーズ「タイム・トラベラー」OPナレーション5
第五回「タイム・ルールの謎」
SE「ギ〜〜ッ(扉の開く音)」(揺り椅子に座ったシルエットの男が語り始める…)
1932年。アメリカのある空港の上空で、レアード型という複葉機が見たこともないような飛行機と接触して墜落しました。
相手の飛行機がどうなったのかわかりませんが、墜落したレアード機はそのまま格納庫の隅にしまいこまれました。
それから28年後の1960年、まったく同じ場所で、軽飛行機がひどく古い型の複葉機と接触して、緊急着陸したのです。
パイロットは、接触した相手は確かに旧型のレアード機だと言い張りましたが、そんな飛行機が飛んでいるのを見た者は他には誰もいません。
念のために、格納庫からレアード機を引き出して調べてみると…
埃だらけの壊れた翼の部分には、最新のプラスチック塗料がこびり付いていたのです…
現代の科学では説明できないことが、今日にも起こるかもしれません。
しかも…
あなたの身近なところに…
(テーマ音楽)
(ナレーション:城達也)