ちょっと思い出して朝鮮日報(日本語版)記事で「国旗」で検索

 いろいろ面白いものが…
「国旗に敬礼」拒否するよう指導した全教組所属の教員

 全国教職員労働組合(全教組)は7日の記者会見で、所属する教員が「国旗に対する敬礼」を拒否するよう指導していた問題についての質問に対し「(当該教員に対する)懲戒処分はまだ下されていない。メディアが懲戒処分を下すようけしかけている面もあり、個人の良心と自由の問題だと思う」と語った。また全教組は「対応を検討している段階だ」と付け加えた。


 本紙が今年6月19日付で最初に報道したこの問題は、全教組に所属する京畿道富川市のS高校のイ某教諭(36)が、授業中に兵役と「国旗に対する敬礼」を拒否するよう生徒たちに指導していたことが発端だ。


 この事実を知った保護者ら140人は今年5月、京畿道教育庁に陳情書を提出した。保護者らは「(当該教員が)学校運営委員会や朝礼の際に国旗に対する敬礼を拒否し、大韓民国の政府を認めないという趣旨の教育を行っているという声を生徒たちから聞いた。さらに軍隊に行ってはいけないという考えを植え付けてもいる」と述べた。

 全教組が対応する意思を表明したこの問題について、京畿道教育庁の懲戒委員会は、当該教員に対し既に二重懲戒処分とすることを決めたという。京畿道教育庁関係者は「懲戒委員会は、“国旗に対する敬礼をするな”といったこの教員の教育が、普遍的な価値と社会通念に反していると判断し、停職3カ月の懲戒処分を決めた」と語った。停職3カ月は罷免、免職に次ぐ重い懲戒処分だ。最終的な懲戒処分の可否は道の教育長が決定する。

アン・ジュノ記者 (朝鮮日報日本語版 2006/08/08)

 ちなみに朝鮮日報によると全教組はこういう感じ→【社説】邪教集団に変質してしまった全教組


 北朝鮮星条旗が掲げられ、皆起立したとか…
【萬物相】平壌に響き渡った米国国歌

 北朝鮮選手と米国の選手が激突した世界女子ボクシング評議会(WBCFライトフライ級タイトルの試合が始まる前、米国国歌「星条旗よ永遠なれ(The Star-Spangled Banner)」が響き渡ったためだ。
(中略)
 リングの上には、米国の国旗である星条旗と共和国国旗(人共旗)が一緒に翻った。観衆たちは米国国歌が演奏されると、全員立ち上がったという。
(中略)
 北朝鮮観衆が自発的に立ち上がったとすれば、おそらく北朝鮮当局は今ごろ平壌市民に対する大々的な思想検閲に乗り出しただろう。
朝鮮日報日本語版 2005/07/01)

 あと、やはり北朝鮮国旗は韓国内でデモとかに使うと罰せられるとか…
人共旗みに対する警察の対処「時と場合によって違う」

 集会やデモの現場で北朝鮮の人共旗(国旗)を設置したり配布したりすると、処罰される。しかし、その場で人共旗 を裂いたり、火をつけたりすることは処罰されない。
(中略)
 しかし、集会やデモで人共旗を製作・設置・運搬・配布した場合には国家保安法違反で、7年以下の懲役に処することができる。

ホン・ウォンサン記者 (朝鮮日報日本語版 2005/06/07)


 一番興味深かったのはこれでしょう。
【W杯コラム】ドイツの愛国心論争

「本当にこれでいいのだろうか?」。あるドイツの新聞はこんな見出しをつけた。


 黒・赤・黄色のドイツ国旗が国中を覆いつくしていることに対しての率直な疑問だ。FIFAワールドカップ(W杯)ドイツ大会が始まった瞬間、街中を歩く普通のおばあちゃん達までドイツ国旗がデザインされたTシャツを着て、若者にいたっては大きな3色旗をマントのように身にまとい街を闊歩している。普段は閑静な森に囲まれた住宅街のバルコニーや窓にも今やあたりまえのように3色旗が掛かっている。さらには車の両側にも3色旗を角のように2本立てて運転している。


 こうした光景は韓国人にとっては見慣れたものだ。ところがドイツ社会では、現在これをめぐって激しい論争が繰り広げられている。「こんなにあからさまに集団的な愛国心を表してもいいのだろうか」と。


 W杯開幕前は両目を見開いて街を眺めてもほとんど見当たらなかったドイツ国旗。法律で禁止されているわけではないが、一部の役所を除けばドイツではめったに国旗を掲げない。民族と愛国心の名のもと、集団狂気に陥ったナチス政権時代の悪夢の名残だ。今でもドイツ人の心の中には、そうした過去の自意識が依然として潜在しているのだ。そのため国旗や国歌を身近なものにすることには慎重にならざるを得ない。


 それでも国家と国民のアイデンティティは必要ではないだろうか。ナチス時代が終わってから60年経った。実際、ドイツ政府やシュピーゲル紙は去年初めから「君はドイツだ」というキャンペーンを始めた。しかしこれは「国境が消えつつある時代の潮流とかけ離れている」と嘲笑されることはあっても、大きな共感を得ることはできなかった。結局、このキャンペーンはW杯とともに「W杯開催国に対し、かつてのナチスや極右派のイメージを思い起こさせる」と批判され中止にせざるを得なくなった。


 もちろん、一部のメディアはW杯開幕直前までその使命感を捨てなかった。「今や私たちも愛国心を語ってもいい時期ではないだろうか。私たちはなぜ愛国心の前で後ろめたさを感じるのだろう。私たちにとってドイツという国はないのか」と。
(中略)


 赤い応援Tシャツを着て一糸乱れることなく「テ〜ハンミングク(大韓民国)」と叫ぶ韓国人に愛国心論争は遠い国の話だ。しかし、時には疑問の余地がないことに対しても疑問を呈する必要があることを、ドイツの国旗論争は示している。

ベルリン=チェ・ボシク特派員 (朝鮮日報日本語版 2006/06/23)