のだめ感想

 『のだめカンタービレ』(フジ)第一話視聴終わり。文句もいろいろありますがいいとこ探しすれば、上野樹里が取りあえず合格点。たぶん今後もっと乗っていけば、もっとのだめになっていくでしょうし、彼女の演技の幅がうまい具合に拡がるかも。
 それより拾い物は玉木宏。あまり期待していなかったんですが、これはもしかしたらはまり役? 一話みた時点で、もうこの人以外に千秋役は考えにくいくらいです。「オレ様」具合が絶妙。
 それと、途中で気付いたのでそうだったか確実とは言えませんがBGMが全部クラシックだったでしょう。こういうのは斬新で良かったです。


 マンガ原作をなぞる分だけ「舞台劇」っぽくなってしまって(フジの演出でそういうの多いですし)、過剰な芝居が臭くなっていましたが、とりあえず芸達者が多いようでなんとかそれは受忍限度内。ただ漫符(ハートマーク、汗、涙、回想枠…)はやめて欲しかったです。って文句を言い始めると不毛なので、もう少し評価できる点を言うと、やはりピアノが弾ける主人公でよかったです(上野さん)。それと指揮の演出なんかはきちんとやっているみたいで、軽部アナがなぜか振っていたのですが他の人も含めて自然に感じられました。これは案外重要なポイントで、うそ臭くなく今後の良いシーンを見せるために最低限必要なことだと思います。


 上野さんはもっとできる娘のはず。今日も結構「可愛いブス」ができていましたが(妙なメイクに頼らないところが立派)、もっともっとのだめに入って、入神の「のだめ」を作っていただきたいもの。それだけ買っている女優さんなので。
(※いろいろ不都合なところは他の方が語られると思いますので、私は今日はいいとこ探しだけにしておきます…)
(→マンガ感想



 全然関係ないのですが、唐突に私がカンタービレという言葉を憶えた絵本のことが頭に浮かびました。『ケンはへっちゃら』という絵本です。幼稚園の頃のことだったと思います。ぼろぼろになるまで何度も何度も読んだ本でした。他にこの本では「コルト・スナブノーズ・リボルバー」っていう単語も憶えましたね。妙なものを思い出すものです。