バックラッシュ?それとも違う変化?

 最近触れたとてもインパクトのある台詞です。

 やめてっ! 何よ、さっきから聞いていれば。貴族、貴族ってあたしたちを虫けらみたいにっ。貴族にだって大切な家族はいるわよっ! 好きな人がいるわよっ! それを殺して…何が正義なの?
 不遇な平民だって言えば、何をやっても許されるっていうの? 階級を盾にして好き放題してるのはあんたたちの方じゃないっ!

 『パンプキン・シザーズ』(アニメ公式サイト)(Episode22:孤独な天秤 より)


 これにはちょうど昨年引用した次の記事と同じようなインパクトがありました。


 WA州14歳アボリジニ少女、暴行行為で起訴 人種憎悪犯罪

パース2日ーWA州の人種憎悪に関する新法律のもと、アボリジニ少女(14歳)が2日、人種憎悪による罪で公判に出廷することになり、同法律が導入されて以来初めての被告となる。


少女は、4月にWA州のGoldfields(ゴールドフィールズ)地域のアボリジニではない女性(19歳)に暴行を加えた3人のアボリジニ少女のうちの一人。14歳の少女はその後、人種差別的な発言をし、中傷罪で再度逮捕された。


同少女は2日、Kalgoorlie(カルゴーリー)児童裁判所に出廷する予定。WA州裁判所では、今回が人種憎悪に関する新法律のもと起訴された最初のケースとなる。(AAP)
 (オーストラリアニュース 2006年08月02日 10:46)


 それこそ「反動/バックラッシュ」の一言で済ませられてしまいかねませんが、上記台詞に一つの風潮として何かを見いだすことも可能かと感じます。
 その延長線上に、公園で野宿する人たちを「ずるい」と考える人たちがいるのかもしれないです。*1

*1:私のこのケースに関する考えは2月13日の日記に書いたとおりです