輸血拒否…医療側の反応

親拒んでも15歳未満輸血、信仰より救命優先…学会指針案

信仰上の理由で輸血を拒否する「エホバの証人」信者への輸血について、日本輸血・細胞治療学会など関連5学会の合同委員会(座長=大戸斉・福島県医大教授)は、15歳未満の患者に対しては、信者である親が拒否しても救命を優先して輸血を行うとする指針の素案をまとめた。


 「信教の自由」と「生命の尊重」のどちらを優先するかで悩む医療現場の要請に応えて検討を始め、「自己決定能力が未熟な15歳未満への輸血拒否は、親権の乱用に当たる」と判断した。


 合同委員会はこのほか、日本外科学会、日本小児科学会、日本麻酔科学会、日本産科婦人科学会の国内主要学会で組織。年内に共通指針としてまとめる。
YOMIURI ONLINE 6月24日)

 医療側の反応としては当然考えられることですが、おそらくこの指針に対して訴訟が起こされることになると考えられます。決着はその判決時ということになりそうですね。
 このまま曖昧にするよりも、司法の判断がでるのは歓迎できることと思いますが…学会側は勝てるでしょうか?
 いずれにせよ、日本の司法が「患者の自己決定権」に対してどう向いていくのかが明らかになると思います。