人力検索はてなのお代

 この頃はあまり回答していないのですが「人力検索はてな」は時々覗いています。ある回答の中にこういう言い方がありました。

 そんなに時給にこだわる君が、50円以下で法律知識をなんて言ってるのがおかしくないか?

 これで全文です。つまりこれはある質問に対する答えではなく、回答欄を使った質問者批判となっています。(個人攻撃とかが主眼ではありませんので、質問および回答者は明記しないでおきます)
 さてこれについてですが、基本的に回答欄でこういう批判をするのは掟破りもいいところで正当化できないと考えます。質問が終了してからいわしでやればいいこと。(もしそれが相手に届かないと考えたとしてもです。何なら自分で記事にしてトラックバックを質問に向けてもいいわけです)


 人力検索はてなは「遊び」の要素が大きいと思います。ポイントは風味付けの意味合いでしかないでしょう。それを了解した上で質問者も回答者も真剣に(あるいは時々洒落でも)質問と回答を寄せあっていると私は認識していました。真面目に遊べない人は最初から他所へどうぞ…という感じです。
 デフォルトでの質問開始ポイントは50ポイント、すなわち50円相当ですから、これを以って安い云々という人は回答しなければいいんです。また質問者が「いい回答」をたくさんもらいたいと考えれば、初期値を上げてもいいんです。ただしそれにしても実社会では考えられないような安い設定にたいていなっているんですが。(それでも500ポイントからだったら、おおっと注目を引けるような気がします。だから「遊び」なんです)


 回答を1つ開くごとに10ポイントずつかかります。だからこそこういうしらける回答になっていない回答は避けて欲しいんですね。「遊び」が遊びでなくなってしまうからです。面白がらなければ誰もこういうのはやれませんよ。人力検索で生活することなど誰にもできないでしょうし…


 ただし、最近私もちょっと「この内容*1でこの金額?」と思ったことはありました。誰も回答を寄せてくれないか、何も考えずに答えてみるタイプの回答者しかつかないんじゃないの?という感想を持ったのでした。ただそれは個人的な感想ですし、質問者が兼ね合いを測るのも「遊び」のうちですから黙ってましたけど。
 また、明確に自分の益になるだろう「はっきりした質問」をいわしで問うているものを見つけたときは「そんなにポイントが惜しいのか…」という感じも抱いてしまってました。いわしはあくまでも談論風発を期待するもので、言ってみれば1〜数ポイントで実利を上げようという卑しさがそこにあるように思えてしまったんです。お金が絡むとこういう感想が出るというのが怖いところかなと、自分でも思いましたね。


 結局のところ、最初に引用した「回答」には強く批判的ではありますが、どこか似たような感想を持ってしまったことを憶えていた自分は少しアンビバレントな感じを受けたと、そういうことを書き留めておこうと思ったのでした。

*1:洒落にならない。あるいはむやみに難題の