台風報道

 今まさに刻々と台風が近づいてきているわけですが…それにしてもテレビを見ていると、妙に緊迫感を煽られている感も無きにしも非ずといったところ。もちろん被害を抑えるために正確な情報はぜひとも必要なのですが、この報道の量や厚みは、台風が関東(東京)を直撃するからこれだけ騒いでいるんじゃ…と思わせないでもないなあと。
 幸い今のところこの台風で亡くなられた方もなく、規模にしても特別に大きいというのではないと思います。メディアの中枢が東京にあって、そこで報道をする人たちが他人事ではないと実感するがゆえの報道量の多さかなと感じないでもないのです。
 7年ぐらい関西にいて、地震その他の災害の第一報から後追いに関しての「地域格差」には少々敏感になりました。自分が関東に移ってからも、時々それは(あるいは邪推っぽいのですが)感じる時はあります。最近ではかなり改善されてきたようですし、人がそれだけ多いと言うのは利害関係からいっても大きい報道となるのはある意味当然かとも考えますけど。


 それにしてもです。それにしてもこれと同じ規模の台風が、九州から日本海に抜けたり、紀伊半島から北に進路を取った場合とは違うんじゃないだろうかとどうしても思ってしまうところはあるんですよね(特に民放の報道あたりなど)。
 僻み癖がついてしまったんでしょうか?
 どうにも「他人事」というニュアンスの有無に敏感になってしまっているのかもしれません。
 とにかく被害が最小限に抑えられて欲しいとは思います。明日には笑い話になっていますように…。