ミシュラン話(追加)

 少しあたってみたのですが、業界関係の方でミシュランガイドの日本版(東京版)にネガティブな人は少ないように思います。めだって批判的だったのはとりあえず次の人たち。(業界関係というより、その周辺の人ということかもしれませんが)


 →ミシュラン東京
(伊藤章良氏のブログ「食べ歩き男の憂鬱」Vol.10)
 …本来のミシュランガイドが持つコンセプト「旅する人に勧める」「フランスの人に勧める」という点がないという指摘。これはかなり私が思ったことと重なります。
 →勘違いの極致、ミシュランガイド出版記念パーティ
 →再びミシュランガイドの総責任者ナレ氏の勘違い発言
 →ミシュランに掲載されるべきではないお店
友里征耶氏のTOMOSATO-BLOG 上記以外にも10月、11月に集中して批判的意見が)
 …この人はきついんですよね。それだけに支持者もかなりおられる模様。良くも悪くも独自の本音で真っ向批判です。値段がはっきりしないような店をガイドブックに載せるのは駄目とか、ガイド責任者のナレ氏の思い上がった態度を批判するとか、まあ読んでみればそうかもと思わせる批判が山ほど。先の伊藤氏のサイトも紹介。


 お祭り騒ぎはそれはそれで「活性化」とやらでいいんですが、メディアがああいう採り上げ方をすればストレートにそれを権威だと思わされる人が増えると思うんですよ。一食二万とか三万もする店にはほとんどいかないから関係ない…と無視してしまってもいいんですが、何か報道の態度に大きく違和感を感じてしまったんです。
 それにしても「吉兆」のいい加減さが船場吉兆のケースでどんどん言われている時に、どうしてこれだけ騒げるのかなあとそれも不思議ですね。自分の舌に合えば、たとえB級グルメでも好きなら好きでいいことだと思いますけど。高い店でも「場所代」「雰囲気代」を除けばそれほどたいしたことないんじゃないかと見えてしまうのは、接待云々が全然関係ない私の開き直りでしょうか。おいしいものには出会いたいのですが、何よりコストパフォーマンスとの兼ね合いですし、特にお酒の類は飲みたかったら何とか自分で入手。状態良く保存。これが一番です。店にあがると全然金額が違って、飲める量が半端じゃなく違ってきますから…