姪の来訪

 妹と姪が金曜日の夕方に来て昨日帰っていきました。はじめは妹の旦那も来る予定でしたが、金曜になって他の予定が入ってキャンセル。微妙に残念でしたがまあそれはそれ、結構楽しい(それに加えてとても疲れた)週末でした。
 たびたび思うのですが、妹はこの小さくてエネルギーの塊のようなクリーチャーと毎日毎日過ごして、怒ったり泣いたりいろいろ大変のはず。私はときどきその上澄みのようなところを味わうだけで、言ってみればミニ帰省先のじいちゃんばあちゃん的なものです。悪いな、と思わないでもないですが、その分だけ妹の負担を数日だけでも軽減しよう、いろいろごちそうもして家事もしてあげよう、ゴブリンからちょっとでも解放してあげよう…という気になるわけで、今度もできるだけ歓待しようと試みたのでした。(こちらが楽しめるところももちろん大きいのですが)


 それにしても子供の成長は早いですね。この間ようやく人語を解するようになったばかりと思っていたら、もういっぱしの口の利きようです。それでもそんなに不遜な態度が多くないのは、性格が良い方に生まれたか、妹夫婦のしつけの賜物か。来年から幼稚園に行き始めるということですが、この子なら結構大丈夫なのではないかと密かに感じました。
 飛び跳ねて、リズムに乗って(というか自分で作って)、ダンスらしきものをするのが大好きみたいです。巻き込まれるとほとんどエンドレス。自分や妹が小さいときはもう少し違ったように思うのですが、これは時代の風潮なのか個性なのかよくわからないところ。とにかく元気いっぱいであてられるというか、少し相手を任されているとこちらが消耗します。まあ適当に動いていると電池が切れたみたいに眠ったりするんですが、時折「早く寝ろ」いやむしろ「寝てください、お願いします」と思う瞬間が…(笑)


 彼女は私の新品のソファーベッドを汚してくれました。妹の方が激しく叱ったので、私はむしろなだめ役に回ってしまいました。まあこのぐらいの汚れは、きっと「思い出」になっていくものだと思います。でも怒られてもなかなか泣かないのは、旦那の方の(良い)性格をにじませているのかなと感じました。私にしろ妹にしろもっとこのぐらいの時は泣いていたはずなので。


 結構大人になってから、妹が私に微妙にコンプレックスを感じていたと語ってくれたことがありましたが、なんの今や立派なお母さんで、私の方がうらやむ身分という感じです。母子だけでいつも一緒にいると煮詰まってしまうと思いますので、核家族に風穴を開ける役ならいつでも任せなさいと胸を叩きましょう。
 これからも姪っ子と幸せになってくれるよう願いますし助力は惜しまないつもりでいますが、むしろ私のほうがどこか気をつかわれているのかもしれません。ま、それはそれでありがとうという感じですかね。いつもながら彼女たちが帰った自宅はどこか寂しげです。ということで昨晩は眠るまでゲームしてました。さあ今日は本格的にいろいろ後片付けです。