判断ミス

 この頃とても寒くなってきました。どのくらい寒いかというと、リビングで小さなストーブ一台だけでは冷え冷えと感じてしまうくらい。朝、溜めていた皿やコップを洗うのがいやになるぐらいです。実は前に住んでいた家までは台所で自由にお湯を使う環境にはありませんでしたので、冬はとても厳しい状況にありました。
 ところが…何ということでしょう、お湯をじゃーじゃー出して皿洗いをするということがこんなに気持ちのよいものであるなんて。この快感は「足湯」の気持ちよさにつながるものかと思います。身体の一部だけでもあったかいお湯に触れていると、身も心もほにゃっとした心地よさがじわじわきます。これは食洗機に任せるのはもったいないと本当に思いました。


 独り暮らしでそういう寒さの中にいますと、暖かい部屋以外には出たくなくなるもの。家のあちこちを暖めるのは無駄ですし地球に優しくない(笑)ということで、寒い二階のPCにはとんと御無沙汰な今日この頃。よくて一日一回覗く程度。この土日はもしかしたら一度立ち上げたかなという感じでした。
 暖房費高騰の昨今、せいぜいリビングぐらいだけ暖かくしているため他の部屋には行きづらくなるのはもう仕方がないことです。これは大きな判断ミスでした。パソコン部屋(というか書棚も何も一緒にある部屋)を敢えて二階の一室に設定したのは、下手にリビングの横の部屋にそれを置くと(引越し前までそうでしたが)もうほとんど二階には行かなくなるというのが経験からわかっていましたので、それを避けるという明確な意図があったのです。スペースの有効利用、活用です。一階と二階を行き来するだけで健康増進にもつながるでしょうし、一石何鳥もの効果があろうと…。
 浅はかでした。


 昨日おとといあたりからファンヒーターもリビングの横の部屋に持ってきて、一階はぬくくて快適という状況を作りました。これは致命的に二階を遠ざける結果になっている気がします。判断ミス、といっていいかもしれません。あ、これは書きたいと思っても(そういうのが週末に一、二度ありましたが)、結局はパソコンの前に座ることはありませんでした。


 これはもうあれですね、暖かい部屋にノーパソでも置いてLANでつなげるか、あるいはそういう贅沢(は敵だ!)をせずにむかーしの使っていない98ノート(笑)でも引っ張り出してきて「書くだけ機・打ち込み機」にして、書いた分だけ瞬間的にネットに上げるようにするしか…
 でもあの機械が動くかどうかもわかりませんし、よしんば動いたとしてももちろんUSBポートもない、CDドライブすらない。唯一あるFDDにしても1.2Mの98フォーマットですから(笑) あー、720KのフォーマットでPC/AT互換機とフロッピー共用できたんでしたっけ?
 随分お懐かしい想像を逞しくするだけで、結局部屋からでない私なのでした。