くやしい失敗

 やっぱりオーブンレンジを買ったんだから、何か作らねばとフランスパンに挑戦⇒撃沈
 悔し涙に濡れてむちゃくちゃ堅い小麦粉の塊をぼりぼり…←いまここ


 昨日はいろいろ締め切り仕事とか提出物が多くて、一昨日あたりからあんまり寝ずに仕事してたんですがさすがに体力は無くなっていると実感。どころか頭のほうもそろそろ細胞が大量に逝っちゃってるようで、集中力もなかなか出ないわ気力も湧かないわでさんざんでした。最後の最後でなんとか全部間に合わせられたんですが、内容は忸怩たるものが…
 それでもとにかくフィニッシュできたということで、夕べはちょっとだけ解放感に包まれながら(ひさびさに)外食して帰って早く寝たのでした。
 今日は朝から気分の良い秋晴れ。ということで掃除洗濯をちゃっちゃと済ませて、パン作りに挑戦でした。
 大体パンなんか焼いたのは中学、高校の時以来で、その時も実家にガスオーブンが来たというので物珍しさに「きょうの料理」のパン特集を片手に何度かトライしただけです。冬になってこたつがでると、発酵にちょうどいいということを思い出して年一、二回ぐらい作ってみる感じ。まずくはないけど妙にイーストくさい編みパンとかは何とか作れてました。
 それがいきなり(難しいと言われる)バケットに挑戦ですから、失敗も致し方なしかと自分の気持ちを慰めています。オーブンの中に蒸気が出せる新鋭の機種なら、イーストの発酵なんかもちょちょいですし、きっとうまくいくはずと思ったのが甘かった。もう少し簡単なものから始めればよかったです。


 後知恵で思うに発酵が全然足りてなかったんです。生地も微妙にぼろぼろしてましたし、一次発酵の時に二倍近くふくらむはずがどう見てもほとんどかさは増えてない様子。でも指でぐいっと押して穴が戻らなかったら発酵は十分とか書いてあったので、こんなもんだろうと次の行程へ進んだのが失敗でした。
 二次発酵を終えてさあ焼こうという段になってからレシピの写真とのあまりの大きさの違いに強く不安を覚えたのですが、焼けばふくらむかもしれないなんてあり得ない希望にすがってそのまま焼いてしまいました。
 パンは計量がいい加減だとダメだと聞いていましたので、グラム単位でちゃんと計ったのでしたが。時間通りの焼き上がりの姿もいかにも生っぽい色で、これはもう少しとエクストラで十分ぐらい。出してパンの下をみたら焦げてました(涙)
 なんか外はバリバリというよりゴチゴチ、中も堅くなった餅みたいなんですけど、これ何ですか?
 一日かけて食えないものを作ってしまいましたよ。


 料理で失敗したのも十年ぶりぐらいです(まあ大したものは作ってませんが)。前回の失敗は、何だか頭がぼーっとしてて「塩抜きしてない塩蔵わかめ」を使って食べられない料理を作ってしまったものでした。さすがにあれは捨てたと思います。
 ネットは広いなと思ったのが、「失敗したパンを使った料理」というのをサイトに上げている方がいらしたことです。これはちょっと使えるかなと思ったのですが、まあ我慢すれば食べられないことはありませんし、チーズとワインも用意していたことですし(涙)、ここは失敗を肝に銘じるためにこれかじります(っていうか今もかじっています)。現代人はあごを使わないものばかり食べるという…。きっと身体にいいですよね。きっと。