化粧

 このごろ『篤姫』を見ていて、なんでこんなに化粧を濃くしているんだろうと思っていましたが、回想シーンの多かった昨日の放送で疑問が解けた気がしました。あの番組では篤姫の化粧の濃さで年齢(や立場)を表現していたんですね。
 若い姫のときはかなりナチュラルメイク。初めて大奥に来た頃はしっかりとはしても抑え気味のメイク。そして大御台として大奥を引っ張るようになってからはベースをたっぷりのこってりメイク。
 そしてその化粧の濃さというかあり方が彼女の立場の変化も表していて、実に自然に彼女の成熟するさまを表現していたものだと少し感動でした。(もうとっくに気づいていたわい、という方も多いかもしれないのですが…)


 宮崎あおいさんの演技力も捨てたものではないかもしれませんが、このメイクの妙で実力以上の輝きやら存在感を出せていたんじゃないかと思いました。


 来週は最終回です。昨日は回想と別れで涙ぐんだり泣いてばかりでしたが、どうラストがまとめられるのか期待しましょう(どうも市井にまじって歩く彼女やら晩年の老けた彼女やらがちらっと予告に…)。