感傷的に

 「草食系」がどうこう、という文句にはあまり興味は湧きませんでした。極論して少子化傾向にまでつなげて語る人もいるようですが、昔から「探せ・狙え・捕まえよ」という多数派に対してそういうのはちょっと…という少数派は必ずいたものだと思いますし。

 Seek and find they always say.
 But up to now, it's not that way.

 はじめに聞いた頃から思い出されていたのが Left Alone でしたね。


 でも似たような言葉の「コンカツ」は、実生活でもたびたび口にしていたなあと今日ふと気付きました。
 これは結構都合の良い言葉なんですね、自分にとっては。
 誰だってふと寂しくなることもありますし、結婚してなければ「結婚したらどうかなあ」と思うことだってありそうなもの。だけれど「婚期にがつがつする」とかいうのはかなり「格好悪い」「みっともない」ことだという社会通念があるんじゃないかなと自分では感じていました。いまだに。
 そしてそういうスタイルについての人目というのを気にするところもあるんですね、正直な話。
 だからこそむしろドライに「結婚活動」がどうこうと口にするのは、変に恥ずかしがらなくて良いというメリットがあるわけで、そういう点ではこうした話題に関しての敷居を下げてくれる言葉だったのかもしれないと本当に唐突に思われたのでした。
 まあこうして変に意識してしまうと、また明日から使えない言葉になってしまうかもしれないんですけどね。
 過剰な自意識など排してしまえばいい…そういうことかもしれませんが、ことパートナーというあたりについてはどうにも戦略的思考というのができなかったんです。(戦術的には、目の前の人に対して何も仕掛けたことがないとは申しません 笑)
 どちらかというと「it's not (my) way」みたいにうそぶいているのが常であったのは確かで、でも何かたまたまさっきから懐かしい曲を引っ張り出して聞いているうちに、こんなことをちょっと書いてみたくなったり。

 Where's the love that's made to fill my heart?
 Where's the one from whom I'll never part?
 First they hurt me, then desert me,
 I'm left alone, all alone.