国技

 「大相撲が国技」なんていってるのにも違和感がないではないのですが*1、別に日本国政府は国技として特別に保護・優遇なんてしてませんよね。だから別にいいのです(笑)。
 国から金銭面(たとえば特別減税とか補助金とか)をはじめとする優遇措置がない以上、そう名乗るのも「まあ勝手かな」という感じで、少なくとも江戸期以来の興行伝統はあるわけですし、国技とお名乗りになるのも結構、興味がない時は見ませんよというスタンスでいます。


 大相撲に他の団体から真剣にクレームはいってませんよね。こちらも歴史は長い(蹴鞠団体)とか、自分らも神話にも出てきてる(競技ダンス連合会)とか、実際に国民が参加できていないではないか(ラジオ体操愛好者団体)とか…。


 伝統を語る大相撲と靖国神社と、二つの風当たりの違いは、むきになって攻撃しようと考える人がいるかどうかに過ぎないのではないかなとも思えるのです。

*1:もともとは「見世物」要素の強い興行だったはず