一人のアメリカ人が見た韓国(続)

 昨日触れたこちらのサイトの「Check Out Incestuous Amplification On Korea」に書いてある、ケビン氏が見た韓国人の奇妙な「反米主義 anti-Americanism」は次のようなものです。

 韓国では、反米の抗議者たちはナイキやリーボックを履いている。彼らはアメリカの国旗を焼いて家に戻る途中でマクドナルドかバーガーキングに立ち寄る。そして彼らは自分たちのWindows XPの入ったデルやコンパックを起動させて、反米の痛烈な批難を投稿するためにヤフーコリアのBBSに行くのだ。それを終えたら彼らはマトリックス・リローデッドを見るために外出し、帰りがけにブリトニー・スピアーズの最新盤のCDを見つけるのである。次の日の朝には、アメリカ人講師からアメリカ人の言語を学ぼうと英語学校へ行くために朝の6時に起きる。アメリカの大学から経済学経営学修士を取得するという彼らの究極の目的はかなうのかもしれない。
 その夢がかなうまで、彼らは夏季休暇中に旅行代理店に電話してサンフランシスコ、ロス、ラスヴェガス、そしてシアトルの2週間の旅を予約し、そして同時に彼らの子供たちのためにアメリカでの英語学習プログラムをチェックする。そしてその子供たちと言えば「偶然」の「よく計画された」妊娠八ヶ月目でのロスの病院への訪問によって、特例措置によってアメリカのパスポートを得た子たちなのだ…


 何と複雑で奇妙な態度でしょうか?まさにこれはコンプレックス(ただしinferiority complex 劣等感ではなく、複合感情そのままの意)と呼ぶにふさわしい微妙さです。(私などはここに「甘え」を見てしまうのですが…)


 さて、6カ国協議は現在サスペンドされた状態のままと見えますが、私は強請り外交の北朝鮮に不快を感じるのみならず、韓国の態度にも釈然としないものを感じています。
 韓米日がギクシャク 「緊密な協力」は死語?

 すでに韓日は協力関係とは言い難い。両国は北京でたった1回の公式協議を行っただけだ。


 その後、日本が「拉致問題の提起に韓国が理解を示した」と明らかにすると、韓国側当局者はただちに「日本側の主張は、韓国の立場をまったく反映していない」と反論した。一部の関係者は「日本とは会っても話すべきことがない」とも述べている。


 宋旻淳(ソン・ミンスン)首席代表は同日、韓米接触を終え、米国側のヒル代表を丁寧に見送ったが、日本側の代表が離れる時は、外にもでなかったという。

 日本の外交に私は不満も持ちますが、少なくとも外交交渉の相手にむきだしの敵意を見せないだけまともだと思えます。韓国が何を考えているか、理解には相当の苦労がいるでしょうね。これならばむしろアメリカの方がわかりあえるように思えてしまいます…


 そしてこれです(リンク先参照のこと)。こういうのを冷静に見るのは本当に苦労します。

Me and Mr. Lee 2

(昨日の続きです Incestuous Amplification Tuesday, 21 October 2003の記事より)

Mr. Lee: You can't understand the Korean emotions. No foreigners can understand Korean feel of Japanese.
(あなたには韓国人の感情が理解できないのです。どんな外国人も日本人に対する韓国人の感情は理解できない)
Me: I understand irrational hatred, it's much less complex than you think.
(不合理な憎悪ならわかりますがね、あなたが思うほど複雑なものじゃないですよ)
Mr. Lee: What does that mean?
(どういう意味ですか?)
Me: Forget it.
(忘れてください)
Mr. Lee: Do you know what Japan did to Korea...
(あなたは日本が韓国に対して何をしたか知って…)
Me: Yeah, yeah, I know. I read a couple books once. What does that have to do with Hideki Matsui?
(はい、はい、知ってます。前に何冊か本を読みました。でもそれがヒデキ・マツイと何の関係があるんです?)
Mr. Lee: You never understand Korean people.
(あなたには韓国人は絶対に理解できませんよ)
Me: Maybe you're right.
(たぶんそうでしょうね)


Mr. Lee: Don't you have some bad feeling for people from other country?
(あなたは他の国からやってきた人々に悪感情を持つことはありませんか?)
Me: I get a bad feeling every time I hear a Nickelback song, does that count?
(私はいつもニッケルバックの歌を聞いたときいやな気分でした、そういうのでいいですか?)
Mr. Lee: What is a Nickelback?
ニッケルバックって何ですか?)
Me: They're a Canadian rock band that sucks gigantic horse cock.
(連中は巨大な馬のナニをsuckするカナダのロックバンドです)
Mr. Lee: Suck what?
(何をsuckするですって?)
Me: Nothing. I'll teach you that phrase another time.
(別に何も。そのうちこのフレーズのことを教えますよ)
Mr. Lee: So you hate all Canadians?
(じゃああなたはカナダ人すべてを嫌っているんですね?)
Me: No, I just hate Nickelback. Oh, and The Barenaked Ladies, they're Canadian too.
(まさか、私はニッケルバックが嫌いなだけですよ。ああ、あとベアネイキッド・レディースもですね、彼らもカナダ人です)
Mr. Lee: I like naked lady. But I never saw any Canadian naked lady.
(私はネイキッド(裸)の女性が好きです。でも私はカナダ人の裸の女性を見たことがありません)
Me: I was talking about a rock band called "Barenaked Ladies." They're men.
(私は「ベアネイキッド・レディース」と呼ばれるロックバンドのことを話しているんですよ。彼らは男です)
Mr. Lee: I'm confused. Are they some mix of man and woman like I saw in Thailand on my honeymoon.
(ちょっと混乱しています。彼らは私がタイに新婚旅行で行ったときに見たような男女混合のグループですか?)
Me: Good question. From the sound of their music, I wouldn't bet against it.
(いい質問です。彼らの音楽から言うと、それが正しいと思いますが)
Mr. Lee: How about sports players. Do you hate Canada sports player?
(スポーツ選手はどうですか? あなたはカナダ人のスポーツ選手を嫌いますか?)
Me: I hated Roger Clemens when he played for the Blue Jays. Does that count?
(私はブルージェイズ戦にで登板している時のロジャー・クレメンスが嫌いです。そういうのは?)
Mr. Lee: No.
(駄目です)


(※中略)
Me: If I start hating all Canadians, then do you think I can understand the Korean emotion toward Japan?
(もし私が全てのカナダ人を憎みはじめれば、あなたは私に韓国人の日本に対する感情が理解できると思いますか?)
Mr. Lee: I don't think so. Canada didn't destroy your country.
(そうは思いません。カナダはあなたの国を破壊していません)


(※中略)
Mr. Lee: Do you think Koreans are raid back?
(あなたは韓国人が「ユゼン」だと思いますか?)
Me: It's "laid" back. And no, they're not. In fact, they're about as far opposite from laid back as is humanly possible.
(それは「悠然(ゆうぜん)」っていうんです。で、いいえ、そうでもないです。実際、韓国人は人間があたう限り悠然とは反対側に位置しています)
Mr. Lee: So you like raid back, but Korean is not raid back. Does that mean you not like Korean people?
(じゃああなたはユゼンが好きだ、しかし韓国人はユゼンではない。それはあなたが韓国の人たちを好きくないということですか?)
Me: ......
(……)
Mr. Lee: Kevin?
(ケビン?)
Me: Would you like an honest answer?
(正直な答えが欲しいですか?)
Mr. Lee: Yes.
(はい)
Me: As a rule, most Koreans are extremely uptight.
(概して、大多数の韓国人は極端に緊張していると思います)
Mr. Lee: What is uptight?
(緊張って何ですか?)
Me: It means they can't relax.
(それはリラックスできないということです)
Mr. Lee: Koreans don't like relax. They have ppali ppali syndrome.
(韓国人はリラックスが好きではありません。彼らは「行け行け症候群」を持っています)
Me: Yes I know, that's exactly what I'm talking about.
(知ってますよ、それこそまさに私が話しているものです)
Mr. Lee: So you don't like ppali ppali syndrome?
(じゃああなたは「行け行け症候群」が好きでない?)
Me: You could say that.
(そうとも言えますね)
Mr. Lee: But being in a hurry is not always bad.
(でも急ぐことが常に悪いわけではないでしょう)
Me: It's not only being in a hurry. Even when they slow down, Koreans can't relax.
(あれは急いでいるだけじゃないですね。ペースが落ちたときでも、韓国人はリラックスできないんです)
Mr. Lee: What do you mean?
(どういう意味ですか?)
Me: Koreans tend to always have a reason to be nervous and uptight. Whether it's the Confucian hierarchy bearing down on them, societal pressure to conform, xenophobic scare tactics working their magic, or classic Korean victim syndrome weighing on their heavy hearts...it tends to make just hanging out and relaxing very difficult.
(韓国人は神経質になったり緊張したりする理由をいつも持っています。それが韓国人を圧迫する儒教ヒエラルキーのせいなのか、従わせようとする社会的なプレッシャーなのか、外国人嫌いの恐怖戦略が働くのか、それとも重い心を圧する古典的な韓国人の犠牲者シンドロームなのか…そういったものが緊張を解いてリラックスすることをいつも難しくしがちなんですよ)


Mr. Lee: I don't understand any words you said, but I think they're not good. Koreans don't like to hang out. They like to do something.
(おっしゃった言葉はひとこともわかりませんが、それらは良くないものだと思います。韓国人は緊張から解かれるのが好きではないです。韓国人は(常に)何かしていたいんです)
Me: Exactly.
(確かに)
Mr. Lee: I think American who only hang out is lazy.
(私は緊張から解放されるばかりのアメリカ人は怠け者だと思います)
Me: Bingo.
(ビンゴ!)
Mr. Lee: What is bingo?
(ビンゴとは何ですか?)
Me: It means you are correct.
(あなたは正しいってことです)
Mr. Lee: So Americans are lazy?
(じゃアメリカ人は怠け者なんですか?)
Me: Bingo.
(ビンゴ)
Mr. Lee: Lazy is bad.
(怠けることは悪いことです)
Me: I'm sorry Mr. Lee, you foreigners will never understand American emotion.
(申し訳ないが李さん、あなたたち外国人にはアメリカ人の感情は決して理解できないでしょうね)


 さすがですねケビンさん。最後の皮肉がきいてます。


 さて韓国に関わるエントリーは取りあえずここらで切り上げることにいたします。今までの関連する記述は、右の[韓国]カテゴリーからご覧ください。それこそ今あまり彼らに拘泥すると、フォースの暗黒面に囚われかねない(言い換えればミイラ取りがミイラになる)ような気がいたしますから…。


※あと原文については「とほりがかりのM」さんが調べてくださって、昨日のコメント欄に元ソースの保存先のurlを書いていただいています>ありがとうございましたMさん。興味のある方、略された部分が気になる方は、私の拙い訳よりもそちらをご覧ください。