アメリカの保守的キリスト教団体

 もしやと思って探しましたが、やはりこういうことを言い出す人がいらっしゃいます。

 REPENT AMERICA Press Release

HURRICANE KATRINA DESTROYS NEW ORLEANS
DAYS BEFORE "SOUTHERN DECADENCE" 8/31/05

ハリケーンカトリーナ」は"Southern Decadence"の前にニューオリンズを破壊した


フィラデルフィア −ニューオリンズのフレンチ・クォーターに何万人も集める、毎年恒例のホモセクシュアルの祭り"Southern Decadence"が開催されるちょうど数日前に、ハリケーンカトリーナ」はこの街を破壊した。
 "Southern Decadence"はこの街のフレンチ・クォーターを、公道やバーで性行為を行う飲んだくれのホモセクシュアルたちで満杯にしてきた。昨年は一人の地方牧師が、警察の前で性行為を行っているヴィデオを市長、市議会、メディアに送付した。市側は単にフィルムを無視し、「エキサイティングなイベント」として一週間にわたって繰り広げられる祭りを歓迎し賞賛し続けた。しかしながらハリケーンカトリーナ」はこの毎年の罪の祭りに終止符を打った。
 (後略)

 最初のところだけ試訳してみましたが、結局は同性愛者の「罪」に対しての天罰というニュアンスですね。ソドムでも思い出しているのでしょう…。(後ろの記述ではいささか調子を緩和していますが、罪と天災を結びつけること自体が傲慢なことだと考えます)
 AIDSの時もこのような「天罰説」が語られ、そしてその後それが根も葉もない話であったことがわかったはずです。彼らは何も学ばなかったのでしょうか?


 この天災を「同性愛者」非難につかったり、ブッシュ叩きにつかったり、そういう人たちを見るにつけ強い不快感に襲われます。どの立場だろうと、自分に良いようにこの災害を解釈する者は、災害にあたって利己的に動くという意味では略奪者・暴行者に等しいぐらいに思えます。(作曲家のなかにし某などにも強い憤りを感じます。ソースを明かせないような陰謀論を昼間からテレビで垂れ流していいものでしょうか?)


 今は立場をこえて災害に全力で立ち向かうべき時だと思います。